クローバー・アセットマネジメントの社長交代 ― 2012年06月23日
6月19日付でクローバー・アセットマネジメントの社長が西生さんから宮内さんに交代したと発表されています。
社長交代と取締役の一部が交代することで運用体制を含めて包括的に事業を見直す機会と捉えているという言葉が書かれています。
浪花おふくろ投信、かいたく投信、楽知ん投信の3社合併から2年2ヶ月で3回目の社長交代という事で迷走しちゃってるのかな〜と心配です。
前社長の西生さんはらくちんファンドの運用担当者からも外れてコンプライアンス部長に就任されるそうです。後任は浪花おふくろファンドの久保田さん。久保田さんは浪花おふくろとらくちんの2本のファンドを運用することになります。
事業の見直しという点に関してはファンドの請求目論見書のP.75にも継続企業の前提に関する事項として記載がありました。
【収益性の改善】
・ソーシャルメディアを活用したセミナーの集客やゲストスピーカーを招いたコラボセミナーの開催
・4本目のファンド・オブ・ファンズによるファンドの設定・販売や直接現物株に投資するファンドの
設定・販売
設定・販売
・大阪、東京の2箇所の事業所を1箇所に集約
【財務体質強化】
・既存株主、支援者、投資信託委託業務に関心のある企業からの増資など資本提携
このうち、注目は4本目のファンド設定というところです。
どういうファンドを考えているのかわかりませんが、既に3本もファンド・オブ・ファンズがあるのに統合ではなく、逆に増やそうという意味がわかりません。
しかも、現物株に直接投資するファンドを考えているのであればなおさらです。
投資信託業務に関心のある企業から増資を受け入れる代わりにファンドを組成するとかそういう事でなければいいなと思います。器貸しというビジネスモデルもありますが、さすがに創業の志とは違って来てしまいますし。
かいたくファンドのアナリスト後藤さんが4月からレポートに登場しなくなったのも全社的なコスト削減の一貫なのかもしれませんね。
かいたくファンドホルダーとしては口座数などにも停滞感が見えてきているファンドもありますし、今年は強いリーダーシップを持っていい方向に舵取りをして欲しいなと思います。
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