池内タオルのCotton Nouveau2013 Private Preview Party Vol.22013年02月09日

虎ノ門にあるりせっとカフェで行われた池内タオルさんのCotton Nouveau2013 Private Preview Party Vol.2に行って来ました。

ニューヨーク商品発表会・展示会の報告

ニューヨークの展示会への出展はリーマンショックで一旦止めていたので四年ぶり。
今思うと最初の頃は小さな取引でもいいからと一生懸命にやっていたが、ABCが取り扱ってくれたり池内を扱うために会社を作ったりしてくれる取引先も現れ、大口顧客を相手にしていればいいかと横柄な対応をしていたと思う。

展示会でホームと呼ばれるゾーンをくれると思って申し込んだが一回我慢しろと言われ、昨年に続いて今年も出展したらまたホームではなくNEWESTだった。
NEWESTでは大手の顧客は見に来てくれない。
それならと年末にニューヨークでプレスも行ったが、果たして人が来てくれるのか心配だった。

アメリカ風にやるか?日本風にやるか?と聞かれてアメリカ風とオーダーしたらいつのまにかパーティが始まり、いつのまにか終わるスタイルだった。

英語のお客さんは一緒に行った益永さんが対応し、自分は日本語のお客さんの対応を。

コットンヌーボーには面白いねという反応だったのでは。
発注も少しずついただいている。
ELLE DECORのUS版の取材を受けてもうじき掲載される。

NYまで来てくれたHさんの話
「アメリカには柔らかいタオルがない。日本はパンも柔らかいし、柔らかいものが好きなテイストだがアメリカにはそういったものはない。ヌーボーという考え方が独特で切り口が面白いものは受けるのでは。」

プレスには三十数名が集まってくれた。
そこで数社の取材を受けたが、アメリカはプレスの国なのでテレビや雑誌、ハリウッドの誰かが使っているとなると注目を集める。

8月にもう一度NYの展示会に行ってみる。またホームじゃなかったらプレスのみにする。

Cotton Nouveau2013紹介

コットンヌーボーのプロダクトデザイナーの佐藤利樹さんと池内社長から コットンヌーボー2013 の紹介

コットンヌーボーは2011年から始めた商品。コットンは農産物なので毎年品質も収穫高も違う。
それを工業製品にするためにケミカルの力を使うことも。

それなら毎年違う品質のタオルを作ってはどうか?というコンセプト。
社長は毎年いいタオルを作ると意気込んでいる。

2013は2012とかなり違う。
今日のお土産には2012のウォッシュタオルが入っているが、それは2013を買ってねというメッセージ(笑)

今年で三年目の取り組み。昨年から商品展開も増やした。
ベビーブランケットも作ったが、白しかないと言われたので今年はブルーとピンクにした。
デザインは毎年年号が変わるだけ。


コットンヌーボーの箱の形を変えた。これまでの蓋と本体に段差があるものはラッピングがしづらいなど売り場からクレームが多かった。バキッとしていないと。

今年はフラットな形で開けると中は観音開きに。

Nouveauを名乗るからにはフレッシュ感をという事で、バリバリバリっと開くバリバリを付けた。

ただ、これだと中身が見られないので要望に応じて納品時に店舗で閉められるようにすることもできる。
クレームの対応をしようとしたが、クレームのつきやすい箱を作ったかも・・・。

箱にはこれまで年号をプリントしていたが余ると廃棄することになるのでプリントをやめて手作業でスタンプを押すことにした。

ネームタグは今年から裏に英語で製品表示をしている。世界展開を睨んだもの。タグの色は毎年変えていて今年は赤。20年分も色があるかという問題はあるが。

今のところ使っているのは池内社長だけだが使い心地は?
2012と比較して微妙にドライにした。2012はしっとりしていた。今治タオルデザインのテストは受けているが昨年までだとこのくらいでいいかというレベルだった。

コットンヌーボーも有名になってきたので粗を探す人が出てくるかもしれない。そこで今年は仕様を変えたが今治タオルデザイン試験を変えて欲しいと提案している。今年は間に合わなかったが来年はまた違うものを。

カラータオルについて。オーガニックは染めないというのが一般的だが、池内タオルでは人が使うものだからと染めにおいても環境への配慮を行った上でカラー展開をしている。

2012年にタンザニアに現地のチェックと確信を持つために行ってきた。
そこで見た色をタオルの色にした。空などは原色のバキッとした色というイメージがあるが、自分たちが行った時は季節のせいなのかくすんだ色あいだった。結果的にナチュラルな色になった。

今日のお土産を入れているトートはタンザニアに行った時にコミュニティで女性が働けるようにと訓練しているところで作ってもらったもの。まだ商品にできるほどのものは出来ないので差し上げられるものをオーダーしてノベルティーに。

タンザニアには井戸を毎年寄付している。これまで2本。早く20本寄付したい。
井戸ができると周りからも水を汲みにやってくる。井戸がない頃は乾季になると2mくらい掘ってじわりとした泥水を使っていた。井戸を贈る時は資材だけ提供して実際に掘るのは現地の人。
しっかり自分たちで管理して使わない時間帯は枯れないように蓋をして鍵をかけている。

今、コットンヌーボーは初回出荷を行なっているが予約分のみ。
ホワイトのみ先行発売でカラーは3月末になる。
ひょっとしたら百貨店さんの店舗に少し並ぶかもしれない。

コットンヌーボーと mastermind とのコラボ商品。mastermindは今年で最後だが最後のコラボが池内タオル。3月末発売。

コットンヌーボーの糸を作っている REMEI が取り組んでいるbio-reプロジェクトの成果としてヨーロッパで高い評価を受けているため、ヨーロッパへのプロモーション用としてbio-Reモデルも。


オーガニックⅦシリーズ紹介

池内タオルでは永久定番を基本にしている。このオーガニック7は早く出したかったが実現が難しかった。安全性と染色について話を。

ホテルのタオルがいいというのは都市伝説。 庭のホテル さんのタオルは東京で一番良いが。
なぜホテルのタオルは良くないか?それは洗濯に塩素を入れるから。
ホテル仕様のタオルを作ろうとしたら塩素に強い染料を使わないといけない。それにはスレン染料を使う必要があるがスレンは酸素に触れると色が変わってしまう。

昔はスレン染料を使っていたので完全密封して染めていたが、風合いをよくするために今ではスレンを使わなくなってしまった。20年前にインターワークスを吉井タオルさんと一緒に作った時にスレンで完全に染まる設備を準備していたが、今まで時間がかかったのは当時はファクトリーブランドを持っていなかったから。

スレン染料は出る色が決まっている。ファクトリーブランドであれば自分で色を決められるがお客さんに使ってもらえるものでないといけない。
営業の阿部が取り組んでいたのでうちではこれをアベノミクスと呼んでいる(笑)

医療用は濃い色がいいと言うことで濃色をきれいにという事で。赤は血がついても目立たないように。
世界戦略を狙っているので日本で人気のパステルカラーではなく落ち着いたトーンの色に。

メディカル仕様とはどんなものなのか?
銅を織り込んだ糸を使っている。

池内タオルの環境方針は長く使ってもらえる事が非常に重要。しかし洗濯をすると色は落ちる。漂白はしないでと言う事もできるが、これはメーカーの言い分。スレンはあまり色は使えないが、色落ちを防ぐ一方で給水性も失うフィックス剤を使わないでいい。濃色のタオルでこんなに水が入るタオルは他にない。
スレン染料のオーガニックタオルは世界初では?

銅を細かく織り込んでいる。
銅は緑青があって怖くない?と古寺さんに聞いたら怒られた。

銅は有害だと思っている人が多いが昭和59年に銅は有害ではないし、緑青も有害ではないと発表された。
銅鍋や10円玉など身の回りに銅はあるが、銅は表面を殺菌する効果がある。

人の手を渡る硬貨は10円玉だけではなく1円玉を除く全ての硬貨に銅が含まれている。
昔は病院のドアノブも殺菌のために銅が使われていた。


今日のお土産に入っているマスク用フィルターはポリエステルに銅を縦横とも織り込んでいて殺菌効果がある。O157やサルモネラ菌、レジオネラ菌なども殺菌するしMRSA基準もクリアしている。
マスクの裏側に貼って付けると外からの細菌は殺菌される。微妙な電位を持っていて息が触れると膨張してウイルスにくっつく。

池内さんと話していて一緒にやることになった。
このマスクフィルタは付けると呼吸が楽になる。縦横に銅が入っているので空気を切れるため。マスクをして寝ると口の中も乾かない。花粉症にも効果がある。

タオルでは横糸に銅を織り込んでいる。靴下や医療用の衣服にも使われている。


オーガニック7はフルラインナップ。バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、ハンドタオル、タオルケット、バスローブ、バスシーツ、バスマット。今回はシーツもある。
フェイスタオルは日本とアメリカ仕様でサイズが違うが他は一緒。

プロ用は他にもアイデアがあれば展開していきたい。医療用はGW明けからの発売。

創業60周年によせて

池内タオルは今年創業60周年。全商品でエコテックスclass1認証を取得した。
皆様のおかげで死にかけたが60年やってこれた。
最初の30年を先代がやって、自分がその後の30年。今では自分の方が1週間くらい長い。

これはエコテックス、これは今治タオルデザインだけなどあると説明が面倒なので全て取得した。
理屈っぽい会社とも言われているが

『オーガニックな会社をつくりましょう。』

自分は今日が64歳の誕生日だが、会社の創業64周年に向けて4年後にこういう事かとわかるようにしたい。
すべてにとっていい会社になる。

循環型の会社として学校の参考書にも紹介された。
来年度から小学校の副読本になる。
孫に自慢できる。


最後にサプライズでアーティストでもあるプロダクトデザイナーの佐藤さんが誕生日の池内社長に生歌をプレゼント。

池内社長がFacebookで朝に「18歳の時BeatlesのWhen I'm 64!を聴いた時、自分には関係ないことと思ってましたがアッというまでした。皆様のご支援でまだまだ頑張らせてもらいます。」と書き込んでいたのを見て急遽練習したそうです。

ハッピーバースデーをみんなで合唱して誕生日をお祝いしました。
池内社長、愛されてますね!

オーガニックな会社、どんな会社になるのかワクワクします。


こちらがお土産にいただいたトートバックとコットンヌーボー2012のウォッシュタオル、コデラカプロンさんのマスク銅布フィルター。いい話を聞けてご飯も食べれてお土産までいただいて得しちゃいました。

コットンヌーボー2013は池内社長も話されていましたが2012のふんわり!という感じから少し2011のしっかり目にシフトした感じです。本当に毎年風合いが違うので今年も違いを楽しみながらタオルを使いたいと思います。

コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ#332013年02月09日

水曜日に開催されたコツコツ投資家がコツコツ集まる夕べに参加しました。

ちょうど東京で雪が降ると言われていた日だったからか参加者は少なく着席形式での開催でした。
友人達の近況を聞きつつたまには投資の話もするという感じで落ち着いて話ができたのは着席ならではですね。

コツコツ所沢もどうせならみんなで同じ話題を共有したいという事で8人までという事にさせてもらっています。

水瀬さんとアクティブ投資の見方なんかも話してきました。
インデックスだと着目点がだいたい決まっているので楽なのですが、アクティブだと厳密に言うとファンドそれぞれにチェックする項目が違うと思ってます。
そういう意味でもインデックス投資は楽ですよね。自分もあまりお金に関心がない奥さんにはインデックス中心で投資助言してます。そっちがあるから自分はアクティブにできるというのもあります。

最後のじゃんけん大会では竹川美奈子さんの新刊『一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門』をいただきました。

竹川さんにはベテランが当てて、わかってるよね?と言われましたので読んでみて感想をブログにアップしたら次回のコツコツ所沢でのプレゼントにします。

この本のエッセンスはダイヤモンド社書籍オンラインでの連載でも読むことができますよ。(→ こちら )

次回のコツコツ所沢は4月開催予定です。