大田原グリーン・ツーリズムファンドに投資しました2013年04月07日

ミュージックセキュリティーズで募集している大田原グリーン・ツーリズムファンドに投資しました。


■ 大田原グリーン・ツーリズムとは?

大田原市の自然や文化、地域に住む人との交流を目的とした双方向のつながりのある観光を実現すべく大田原市から5000万円の資本金を調達して設立されたのが株式会社大田原ツーリズムです。
「ただいまと言いたい”ふるさと”」をコンセプトに農業体験、自然体験、歴史・文化体験などの体験活動を行なっています。



■ 投資した動機

自分自身は大田原市に行ったことはないのですが、自分が地方出身者だという事もあり地方が元気になる活動を応援するというのが最近の自分の方針です。
グリーンツーリズムは既に多くの自治体で実施しており、後発の大田原がどんなことをするのだろう?と最初は様子を見ていましたが、こちらの人材募集の記事を読んで考えが変わりました。


創業した藤井さんが宇宙工学を学ぶために留学した際、アメリカは都市がそれぞれに自立しているのに驚いたと言います。藤井さんが住んでいたオースティンという田舎町には農業、酪農、工業が生産から加工まですべてその中で賄えるような仕組みがあって、地域として自立しているためにひとつ潰れたからといって全部潰れることはないそうです。

日本の場合は一都集中型の構造でそれぞれの都市が役割を分担しているためにつながりが失われてしまっています。最近読んだアミタホールディングスの熊野会長が書かれた『思考するカンパニー』にも日本では分業によって『つながり』が失われて分断されたことにより物理的に豊かになっても精神的にも孤独を抱えているとありました。
 ※『思考するカンパニー』は増補版の電子書籍版が無料で配本されています。(→ こちら

地域がもともと持っている魅力を都市住民が体験しに行くという仕組みを「出る杭は打たれる栃木」と呼ばれる栃木県でよそ者がチャレンジするという事を応援したいと思いました。きっと、まだつながっていないだけの埋もれた魅力が大田原にもあるはずです。

また、地域おこしを社会系の団体ではなく株式会社が行なっているというのも持続可能な仕組みという点で評価しています。「自分たちが利益を上げられなかったら、人にビジネスで成功してもらうことなんてできないですから。お金に関しては泥臭くありたいと思います。」この言葉で本気でビジネスとしても成功を目指しているなと感じました。

それまで、新聞記事などをネットで読んでもいまいち伝わって来なかった点が立ち上げに際しての人材募集という熱い想いを語っている記事を見つけられて良かったです。


■ 4月20日には出資者限定ツアーも

4月20日(土)には出資者限定の旅行企画会議ツアーも予定されています。
実際に大田原を訪れて市内を見た上で旅行パッケージつくりの企画づくりに携わるというツアーです。


前田牧場で循環型農業視察・体験をした後は薬膳しゃぶしゃぶの昼食、市内を視察した後は企画会議、最後は夜桜見物をしながら市内にある6つの酒蔵の飲み比べという盛りだくさんの内容です。

実はこのツアーに参加してみたいというのも投資した一つの目的です。
早速申込をしたので20日は大田原を満喫してきたいと思います。


■ 大田原グリーン・ツーリズムファンド概要

 募集金額: 1,149万円
 申込単位: 一口3万円(上限5口まで)
 募集期間: 2012年12月19日〜2013年9月27日
 会計期間: 2013年4月1日〜2020年3月31日
 分配方針: リクープ前 売上の1.28%
       リクープ後 売上の0.70%
       ※リクープとは投資元本を取り戻す水準をいいます
       ※事業計画では7年間で+16.66%のリターンを目指しています
 特典  : 大田原ツーリズムが企画するプログラムへの参加割引(50%)
       大田原ツーリズムが開発する大田原特産物を活用したオリジナル商品(3千円/口相当)

詳細はミュージックセキュリティーズの ファンドページ をご覧下さい。