ファンド定点観測 2013年5月:ひふみ投信2013年06月06日

レオス・キャピタルワークスが運用するひふみ投信5月の運用を振り返ります。
6月4日に開催された5月度の運用報告 ひふみアカデミーの動画(Ustream)は こちら です。

■ 5月の運用と今後の見通し
5月を振り返ると20日までが上昇、23日から大きく下落しているがあまり心配はしていない
株価の変動は大きいが景気の回復は止まっていないため先行きは悲観していない
日経平均でいうと14,000円くらいがフェアバリューと考えている
株価はいつも間違っていてフェアバリューにびたっと張り付くわけではない
長期的になんとなく一致するというのが過去の結果
23日の大きな下落はマーケットを知り尽くした人の仕掛けがあったと思われる
機関投資家のロングの人は下がっても買いを入れるほど割安ではなく、株価の真空地帯だった
ひふみ投信も何も行動せず現金は13%のまま
今後は業績をきちんと予測できる会社が買われると考え、製造業に投資している
心理的にはこの急落でかえって相場の寿命が伸びたと思っている
年末の株価を当てるのは難しいがEPSは30〜50%伸びるというレポートもある

■ ひふみ投信の日次リスク(250日)の推移
 赤:基準価額
 :日次リスク(250日)

引き続きリスクは上昇傾向にあります

■ 過去3ヶ月の資金流出入
足元で株価が下がってもしっかりと流入が続いています

■ 2013年5月末現在の組入上位銘柄
株価が急落したコシダカは元々株価が上昇していたのもあり売っていたところで急落したため買いましてこのポジションだそうです。トヨタ、ブリジストン、ダイフク、日揮、信越化学工業と製造業がズラリ。

輸送用機器 6.35%→10.07%、証券・商品先物取引 2.30%→6.84%が目立ちます。

■ 概要
 過去1ヶ月  -1.96%
 過去1年   61.36%(R&I騰落率ランキング 152位 R&I安定性ランキング 11位
 過去3年   70.75%(R&I騰落率ランキング 13位  R&I安定性ランキング 10位)
 純資産総額  76.40億円
 組入銘柄数  75(前月比+6)
 株式比率   86.94%
 現金比率   13.06%


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