妖怪だるまを現物分配でいただいちゃいました! ― 2013年08月10日
鳥取県境港市の地域振興として元参議院議員の田村耕太郎氏が発起人となって妖怪だるまのファンドが立ち上げられました。ミュージックセキュリティーズでファンドが募集され、nendoがデザインした妖怪だるまが制作されたのですが、残念ながら売上は伸びず第一弾の12種類で販売は終了しました。
ファンドは既に償還済みで一口3万円に対して21,647円(-27.84%)が返ってきました。
でも、このファンドはこれで終わりません。元本を割れた場合は現物での分配があるのです。
今回、一口あたり3体の現物分配と追加投資家特典としての妖怪だるまをいただけるという事で合計10体の妖怪だるまをいただきました。
ずらっと並べてみるとかわいいです!
目玉の親父&鬼太郎
猫娘&ぬりかべ
子泣き爺&砂かけ婆
うわん&一つ目小僧
朱の盆&ぬらりひょん
お金の上ではマイナスでしたが、だるまもたくさんいただけたし楽しいファンドでした。
第二回ひふみの社会科見学 「牛丼対決」 〜アタマと胃袋を鍛えよう〜 ― 2013年08月10日
8月9日(金)に第二回ひふみの社会科見学「牛丼対決」〜アタマと胃袋を鍛える〜が開催されました。
東京駅周辺の吉野家、すき家、松屋で牛丼を実際に食べ比べてみた後に財務内容や株価の分析を行う「アタマと胃袋」を鍛える内容で開催しますとありました。
これまで機関投資家向けに開催してきた工場や店舗見学のスピンオフ企画とありますが、さすがに機関投資家向けに牛丼対決はやってないと思います・・・。個人向けだからこそできるお遊び企画ですね。
あまりのバカバカしさに先約をキャンセルし、自分も参戦することにしました。牛丼3杯というところが常識を超えていていいですね。
18時30分にレオスに集合ということでいそいそと会社を出たものの10分ほどの遅刻をしてしまい、着いた時には牛丼店を周る順番とチーム分けの説明でした。荷物を置いていざ一店目の松屋八重洲店へ。
男性だけなんだろうなと思っていたら3名の女性が参加していて、自分のAチームは男女2名ずつでした。
牛丼屋は学生の頃以来という人と初めてという人。やっぱり女性に牛丼屋は敷居高いんですね。
華原朋美の影響で吉野家に女性というのも増えたように感じていたのですが。(うちの奥さんも牛丼屋には行けないと言ってますけど)あとはいっさんさんが一緒でした。
Aチームの引率はイノシシ大介の異名をとるアナリストの栗岡さん。
松屋前で写真を撮って意気揚々の4名の前に最初の一杯が。ちなみに、松屋とすき家にはミニがあるのですが、あわへーたさんが全部並にする!と豪語していたので私も負けじと全店舗並にしてみました。
・・・味噌汁も飲んでこの一杯で既に満足した感じになりつつ腹ごなしがてら吉野家八重洲通り店へ歩きました。
吉野家は三店舗の中で一番ボリュームがある感じがします。
始まる前からここがヤマだろうと思っていました。あわへーたさんに対抗して並3杯に変えたのでヤマが山脈になる誤算はありましたが・・・。
牛丼と言ったら吉野家でしょって思うのですが、時間が悪かったのか思いの外しょっぱかったです。
いつもは玉子をかけているので余計にそう感じたのかもしれませんが、煮詰まってた感がありました。
始まる前は楽しく話ながら松屋に向かっていたのに二軒目では既に参加者から覇気が消えていました。
ちなみに女性陣は肉っぽくて厳しいとの感想を残していました。
最後は〆の牛丼を食べにすき家京橋一丁目店へ向かいます。
と言っても横断歩道渡るだけなんですけど。
ここでカメラマンの藤野さんと合流。同じく3杯目というのになぜか元気一杯の藤野さん。
対してAチームはみんなカラ元気で写真に収まります。
〆も並を注文。メニューが見やすいとか、デザートが食べたいとカウンターで待つ間に生き返る参加者。
店舗の雰囲気が明るいことも女性には受けが良かったようです。
牛丼の器を見て「かわいい!」という感想が出た直後に自分のところに届いたミニ牛丼を見て「これでミニ・・・」と絶句する姿や、食べながら気づくとため息をついているという見事なやられっぷりも見られました。
藤野さんはおろしポン酢牛丼を早々に食べ終えて撮影に復帰。
比較の為にストレートな牛丼を食べてましたが、おろしポン酢とかさっぱりしてて良さそう。
という事でどうにか対決を終えました。
しょっぱいものを続けて食べたのでアイスが食べたい!という声が出て帰りにセブン-イレブンに寄り道。
自分も甘いもの補給ということでpinoを購入。レオスに戻ってからアイスを食べてようやく復活できました。
まず各店の牛丼や接客などについて採点表に記入した後はグループディスカッションをしました。
参加者の採点表を元に割り出された結果です。
肉やごはんといった個別ではすき家に分があるものの、牛丼としてのバランスとしては王者吉野家が高評価。店内の雰囲気がすき家は良い反面、店員が唯一二名で待ち時間が長かったという声もありました。
続いてアナリストの八尾さんから投資の視点として大事なこととして以下3点の解説がありました。
・対象業界の分析
・競合他社比較
・株価比較
外食業界は32兆円の売上がありますがデフレで全体のパイが縮小する中伸びているのがファーストフードとテイクアウト
外食産業は参入障壁が低く、商品や店舗外装などもすぐに真似をされやすい激戦区
消費者にとっても牛丼だけでなく、中華やフレンチ、イタリアンなど選択肢は多い
そんな中でいかに原材料を安く仕入れて店舗運営を効率化するか?
吉野家
・築地市場で生まれた食堂が発祥
・西日本に強くビルイン4:ロードサイド6
関西では何かした時に吉野家の牛丼で支払うと八尾さんが話してました。並か大盛かで揉める(笑)
・対象顧客は独身男性中心
・牛丼に強いこだわり
・白ワインで味付けした薄味
ゼンショー(すき家)
・社長は吉野家出身で総合フードサービス ファミリーレストランなども幅広く展開
・地方が強くビルイン3:ロードサイド7 全て直営 店舗数最大
・対象顧客はファミリー層
・牛丼以外も充実
・濃い味
松屋フーズ(松屋)
・定食屋からスタート
・東日本の都市部で強く東京では最多 ビルイン7:ロードサイド3
・対象顧客は独身男性
・牛丼もある定食屋
・薄味で味噌汁つき
牛丼屋は基本的には客単価を下げて回転率をあげるビジネスモデル
デフレモデルの終焉が見え始め、新しい付加価値が必要ではないかとのことでした。
【感想】
牛丼を3杯食べた後に企業分析の勉強をするというバカバカしい組み合わせに釣られて参加しましたが(2杯だとバカバカしさが足りなくて参加しなかったかも)、食べ終えた直後は満腹で思考能力も著しく低下していたのがグループディスカッションのあたりから徐々に回復し始め、最後の八尾さんの解説の頃にはすっかり楽しみながら勉強モードに。
売上と売上高営業利益率の推移を表すグラフを見せて頂きましたが、外食産業企業の目指す姿がはっきりと見やすく、とても参考になりました。あのグラフは自分も使ってみたいと思います。
スターバックスやドトールのようなカフェ対決もいいね!なんて話をしていましたが、牛丼のインパクトを超えるものはなかなか無いような気もします。こういう事をやってるから余計に漢の投信、ひふみ投信というイメージがつくのかも(笑)
今回の企画提案者の藤野さんから、ベンチャーらしくこれからもこういったイベントを続けて行きたいので何かアイデアがあったら公式、非公式問わず連絡して欲しいと話されてました。
振り返ってみると12名程のイベントで参加者同士もわいわいと楽しみながら参加できました。
(振り返らないと食べている最中のどよ~んとした気持ちが先に来ます)
何より、ネタとしては格好の素材でしたのでブロガーとしては参加しないわけにはいかないだろ!というのが正直なところです。見学+学習という組み合わせは大人になってからやってみると学生時代とは違って楽しいんですよね。自分が興味のあるものしか参加しないからってのもあるんでしょうけど。
また、楽しい企画があったら参加したいと思います。
P.S
8月10日(土)13時時点で全くお腹が空いてません・・・三食分食べたようなものだからな。
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