2013年8月末のポートフォリオ ― 2013年09月01日
2013年8月末のポートフォリオです。
今月は投資を開始してから一年が経過して当初目論見よりも急激に値上りしていた新興国・フロンティア市場へ投資するファンドを一旦売却しました。売却資金の一部はセゾン資産形成の達人ファンドへ振り向け、投資先の集約も進めています。
また、久しぶりにmaneoを通じたソーシャルレンディングへの投資にも申し込みました。こちらはリスクを考えて全体の5%を上限に投資を行う予定です。
【2013年8月末時点のポートフォリオ】
【2013年8月末時点のポートフォリオ(詳細版)】
【積立中の投資信託】
毎月積立しているファンドに変更はありません。
・結い2101(鎌倉投信)
・ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
・コモンズ30ファンド(コモンズ投信)
・セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
・大和マイクロファイナンス・ファンド(東京海上アセットマネジメント)
第1回k2k2ダービーの振り返り 2013年8月 ― 2013年09月01日
rennyさん主催の第一回k2k2ダービーに当ブログも参加しています。
当ブログの買付は以下の通り。これを最後まで継続します。
ひふみ投信 25,000円
結い2101 10,000円
コモンズ30ファンド 7,000円
セゾン資産形成の達人ファンド 5,000円
ハーベストアジアフロンティア株式ファンド 3,000円
8月30日現在で順位は1位です。(→こちら)
4週連続1位で通算1位回数も7回となりました。
8月のあゆみです。
8月も下落傾向にあり、-2.0%で終わりました。
これまでのあゆみです。
どうしても月末にかけて下がる傾向にありますね・・・
組入れファンドを基準価額ベースで比較した結果です。
ひふみ投信、セゾン資産形成の達人ファンド、結い2101と続きます。
積立を行った結果の比較です。
結い2101、セゾン資産形成の達人ファンド、ひふみ投信という順番に変わります。
第1回k2k2ダービーもいよいよ残り1ヶ月。
東京競馬場でいうと直線の坂を登り切ったあたり。
差し切られないようにしたいところです。
第二回にもエントリーしていますが、今度はまた違ったポートフォリオで臨みたいと思います。
鎌倉投信・第4回「結い2101」受益者総会レポート(1)鎌田社長挨拶・企業展示ブース ― 2013年09月01日
8月31日(土)、鎌倉投信 第4回「結い2101」受益者総会が京都で開催されました。
日時:2013年8月31日(土) 10:00〜16:50
場所:国立京都国際会館アネックスホール
〜そうだ、京都でやろう!〜
伝統と革新が息吹く千年の古都で「投資」について考える
【鎌田社長による開会挨拶】
四回目となった受益者総会は金融はお金を増やすだけでなく、社会を豊かにするという意味も込めて鎌倉投信の創業からの志を表す場です。鎌倉投信はたった10名の会社です。10名では600人のお客様を迎えることはできません。昨年に引き続いて受益者によるボランティアさんや素晴らしい企業さんの後援をうけてこの会は開催されています。
また、鎌倉投信ダイアリーの2014年版を今年も受益者の方が用意してくださいました。今年は更にボールペンもあり、皆さんへの配布資料の中に入っています。入場ストラップも障碍者支援のモリスさんが一生懸命作って下さったものです。
フェリシモの矢崎社長からはエコペットボトル、池内タオルの池内社長からは風で織るタオルもいただきました。
最初は運用報告から。結果を出すことに関して寝る間も惜しんで一生懸命運用に取り組んでいます。金融に失われた精神性を取り戻そうとしています。
【企業展示ブース紹介】
アニコムホールディングス
ペット保険のアニコムホールディングスさんではペット保険に加入するともらえるペットの保険証などが展示されていました。アニコムどうぶつ白書は保険業故に集まるペット医療に関するビッグデータの分析結果で、各ペットごとに数値化された疾患情報を公開することで予防につなげようとしています。
フェリシモ
午前の部で矢崎社長が登壇されたフェリシモでは500本の色鉛筆の展示などがありました。
限定300本で色鉛筆のプレゼントも。展示ブースはひときわカラフルでした。
矢崎社長の著書は私も買って帰りました。
ベルグアース
午後の部で社長のお話もあった愛媛県宇和島の野菜接ぎ木苗生産の会社です。
実際に接ぎ木苗の展示もありました。メシを作っている農家が食べていけないという理不尽に果敢に挑んでいる熱い会社です。
エー・ピーカンパニー
塚田農場などの居酒屋を経営しているエー・ピーカンパニーでは店舗においているメニューを展示していました。午後の部で人材育成を担当されている大久保常務のお話がありましたが、真剣に生産者と消費者をつなげる活動をされているのがよくわかりました。
トビムシ
アミタHD子会社の頃から毎回参加しているトビムシ。今回はトビムシの子会社である西粟倉・森の学校の牧社長が登壇されるということで西粟倉村の間伐材を使った製品を多数展示していました。
ひのきの間伐材から削りだされたiPhoneケースは鎌倉投信受益者総会限定バージョンも販売。人気を集めていました。(私も注文しました)
池内タオル
今治で環境にこだわりながらオーガニックコットンを中心に「風で織るタオル」を製造販売している池内タオルでは第一回のパネルディスカッションにも登壇された池内社長がお見えになっていました。使用する電力はすべて風力発電のものとし、小さな会社ながらも日本で初めてウィンドメイド認証を取得しています。
坂ノ途中
こちらは投資先ではありませんが、午後の部に小野社長が登壇された坂ノ途中では実際に野菜が販売されていました。環境負荷の小さい農家を増やすことで農業を持続可能なものにしようと取り組んでいます。
自分もミニトマトを買って食べてみましたが、美味しかったです。
亀田製菓
毎年、柿の種などをプレゼントいただいていた亀田製菓は今回午前の部で田中社長が登壇されました。
展示ブースではプレゼント用の柿の種やハッピーターンの他にも様々な製品のサンプルがありました。
日新堂印刷
こちらも鎌倉投信の投資先ではありませんが、鎌倉投信で使っているエコ名刺を作られている札幌の印刷会社です。阿部社長も2名の社員さんと一緒に見えられていました。
バナナの茎から紙の原料を作り出すバナナペーパーはザンビアの貧困解決にも役立つということで鎌倉投信さんでも使われていますが、ペーパークラフトなども販売予定だそうです。
ちなみに、私も日新堂印刷さんのエコ名刺を使っています。
コタ
「いい会社」を目指しているというコタ。美容院向けトイレタリー商品の生産販売の他に美容室の経営コンサルも行っています。江戸時代にも髪結はあったのに江戸時代創業の美容室がないというように独立思考が強く、技術を身につけたら店舗を持ってみたもののそこで初めて経理や労務の必要性を知るといった美容室業界の慣習をどうにか変えて長く続く美容室業界の近代化を目指しています。
会社の方の説明を聞いていてこれは新井さんが投資するはずだと納得しました。
アミタホールディングス
持続可能な社会づくりに取り組んでいるアミタホールディングス。
企業展示ブースでも様々な取り組みを紹介していて、多くの方が説明を聞いていました。
鎌倉投信
鎌倉投信ブースではR&Iファンド大賞受賞の盾などの展示の他にソーシャルインパクトレポートのサンプルも展示されていました。
ミュージックセキュリティーズのファンドへの投資(2013年8月) ― 2013年09月02日
ミュージックセキュリティーズのファンドへの投資と償還されたファンドについて紹介します。
■ 投資したファンド
オーガニック ショコラとマカロンファンド 3万円(1口)
2011年に「自然、簡潔、上質、日常」をコンセプトとして小代智紀氏が福岡に創業したアンプレスィオンに投資します。アンプレスィオンは2013年秋にフェアトレード・オーガニックチョコレート事業を開始予定で、新たにチョコレート事業を展開するための設備資金や新たな出店用の資金、原材料の調達資金として使われます。
東京でもKITTEに出店しているので実際に買いに行ってみることができそうだなという事で1口出資してみました。まだ設立間もない会社で財務的にも弱いところがあるのですが、だからこそセキュリテのファンドがお役に立てると思います。
会計期間 :2013年10月1日〜2018年9月30日
リクープ前配当率 :売上の2.4% ※投資家の元本回復前の配当率です
リクープ後配当率 :売上の0.3% ※投資家が元本回復後の配当率です(投資家の利益分)
事業計画上の推定リターン:+6.03%
特典 :出資口数に応じてマカロン詰め合わせ等、5%割引販売
■ 償還されたファンド
ありません
先月償還を迎えた全量純米蔵ファンド2009ですが、-5.13%と元本割れとなったため1口あたり四合瓶(720ml)1本の純米酒が追加で分配されることになりました。9月下旬〜10月中旬にかけて届くそうです。
■ 届いた特典
ありません
鎌倉投信・第4回「結い2101」受益者総会レポート(2)運用報告 ― 2013年09月03日
8月31日(土)、鎌倉投信 第4回「結い2101」受益者総会が京都で開催されました。
日時:2013年8月31日(土) 10:00〜16:50
場所:国立京都国際会館アネックスホール
〜そうだ、京都でやろう!〜
伝統と革新が息吹く千年の古都で「投資」について考える
レポートの第二弾は運用部長の新井さんによる運用報告です。受益者の方はこれから全国各地で運用報告会が開催されますのでそちらで詳細を確認いただければと思います。
これまでは基本的に変化がないことを確認してくださいという内容でしたが、今回はさすがにアベノミクス相場を受けて変化がありました。ただ、その変化の理由を丁寧に説明していてなぜ結い2101はあまり値上がりしないのか?といった事も皆さん理解したのではないでしょうか?
新井さんが受益者を愛をこめて「変態」と呼んでいましたが、あの雰囲気は他の投資セミナーなんかではありえないものだと思います。今回、関西で開催したことでこれまで鎌倉まではなかなか行けなかった西日本の方もあの独特の雰囲気を楽しめたのではないでしょうか?
関東組が京都まで乗り込んだように、きっと来年の受益者総会には西日本から多くの方がお見えになられることでしょう。
運用報告の中でこれまで未公開となっていた1社が公開されました。
総会参加者には第四期運用報告書が配布されていましたので、他の受益者の方も運用報告書で確認ができると思います。
【運用報告】
結い2101は今年、R&Iファンド大賞を受賞しました。しかし、本当にギリギリのところでトップになっていました。数ヶ月違うだけで結果は異なる水物のようなものですので、毎年この様な結果は期待しないで下さい。
この結果は震災があって株価が大きく下がって投資したい時に皆さんからの解約がなく、入金に支えられて投資する事が出来たからだと思います。
いつ投資するのか?「今でしょ!」じゃありません。
日本一のお客様に支えられているので、投資したくなるかどうかで判断しています。
色んな社長と話をして、より強く思いを持って運用をしています。
結い2101の純資産総額は決算時点で47億円。 足元では51億円になっています。
受益者数は5800人と一年前と比較して約倍になっています。今日の受益者総会の申し込みが600人ですので、約1割の方がいらしている事になります。鎌倉じゃなくて京都まで。
皆さんを愛をこめて変態と呼んでいますが、このような方達が普通になれば日本は変わると思います。
組み入れ銘柄は現時点で43社あります。
サクセスHDは民間の保育事業を展開していますが、内装やおもちゃにトビムシの関連会社である西粟倉・森の学校から間伐材の製品を買っています。待機児童問題で保育園が増えれば増えるほど森が豊かになっていきます。
ここからはグラフが続きますが、変化があるのは何らかが変わったからです。細かい点は気にしなくて良いですが、変わった点を中心にお話します。
結い2101は現金が多いです(2013年7月現在38%)。株価は上がったのに株式の比率が下がったのは何故なのか?答えは簡単で株価が上がるほど売ってきたからです。市場の変動が激しくなり、上がっている所で売却をし、最近の株価が下がっている局面では逆に買うようにしています。
全売却は一社だけ、ウェザーニューズは過去に過労死に関する問題を起こしました。起きてしまった事について問題視しているのではなく、鎌倉投信で大切にしている対話を先方が断ってお金だけの関係にということになったので、それは出来ませんと全売却を行いました。
下落リスク管理を徹底して行っています。組み入れ先の企業持分考慮後純資産をベースに算出した価格に震災の時にタッチしています。何か起きた際にはこの水準まで下がることがありえると考えています。
市場リスク分散を徹底して東証一部を半分以下にしようとしていましたが、東証と大証が合併したことで東証の比率が増えてしまいました。そこで、大型株、中型株、小型株の比率でも分散具合がわかるようにしています。その他にも組入れ先の会社さんの中には亀田製菓さんのように大きくなって東証一部へ指定替えする会社もありますので、小さい会社もどんどん組み入れる必要があります。
昨年と比較して時価総額が大きな会社が増えていますがこれは投資先の会社の株価が上昇したことによって時価総額が増えたという要因もあります。
日本は社会的課題を解決しないと長期的に株価上昇はないというのが鎌倉投信の想定であり、毎年信託報酬控除後で4%成長のラインを目指しています。今のように実態を伴わない期待による株価上昇は期待が剥げると下がってしまいます。企業業績を見てみると年率5%のラインを越えて上がっていますが、これが実態です。
今期、初めて分配金を500円出しましたが、以前からお話しているように分配金再投資型の結い2101においては分配金はほとんど意味がありません。株式に投資して配当金を受け取った場合、個人が個別に購入していた場合は配当金に課税されるのにファンドにくるむことによって課税はされません。税金逃れを避けるために今期は分配金を出しましたが、利益の繰り延べは4年間までというのが金融界の常識です。
いい会社紹介として池内タオルさんを紹介します。
カンブリア宮殿でも紹介された今治でタオルを作っている会社です。環境へこだわりぬいていて、社長も初代プリウスに乗り続けています。最近新しいハイブリッドカーを購入されたので買い換えたのですか?とお聞きしたら初代プリウスは走っていると止まってしまうリスクがあるのでお客様を乗せるわけにはいかないとお客様用に購入されたそうで、初代プリウスは個人的に乗っています。また、ペットボトル飲料も年間5本しか飲まないようにされています。
池内タオルは10年前に取引先の問屋の倒産による連鎖倒産となりましたが、鎌倉投信が社債を引き受けることで過去の負債を消すことができました。カンブリア宮殿で紹介されるような会社であっても一回倒産していると銀行は融資をしてくれないのです。
鎌倉投信の新しい取り組みとしてソーシャルインパクトの計測を始めました。
ワールドインアジア理事の加藤徹生氏にラオスでツムラが行っている事業を視察していただき、外部の方の目で見た評価を聞いています。ラオツムラについて加藤氏から「NGOでは簡単に出来ない規模で地雷除去や現地での雇用を生んでいる」とのコメントをいただいています。
また、ソーシャルインパクト・リサーチの熊沢氏とソーシャルインパクトレポートの試作に取り組んでいます。今日は鎌倉投信の企業展示ブースにエフピコとアニコムのソーシャルインパクトレポートのサンプルを置いています。
いろんな方にご協力していただいている段階ですので、今回はサンプルとして紹介させていただきます。
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