2013年2月末のポートフォリオ2013年03月02日

2月末時点でのポートフォリオです。
バークシャー・ハザウェイ(米国株)が今月も堅調でひふみ投信、コモンズ30ファンドとともに伸びていました。

ソーシャルレンディングmaneoは今月も人気が続いており、返済された資金を再投資することができませんでした。今月はまとまった額の償還がありますがこれだけ投資できないのであればしばらく資金を引き上げようかとも考えています。

今月は投信のスポット資金は行なっていませんがミュージックセキュリティーズのファンドをいくつか購入しましたのでポートフォリオの中に占める割合は微増しました。

セキュリテ
 ・カンボジア4(第二次募集)
 ・ユカハリファンド

セキュリテ被災地応援ファンド
 ・矢部園伊達茶ファンド
 ・北海道網元浜中丸ファンド
 ・世嬉の一酒造 蔵とビールファンド
 ・KFアテイン雪滑り塗料ファンド
 ・歌津小太郎こぶ巻ファンド

【2013年2月末時点のポートフォリオ】

【過去3ヶ月の推移


【積立中の投資信託】
毎月積立をしているファンドに変更はありません。

 ・結い2101(鎌倉投信)
 ・ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
 ・コモンズ30ファンド(コモンズ投信)
 ・セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
 ・大和マイクロファイナンス・ファンド(東京海上アセットマネジメント)

西粟倉村に『古民家ステイの雪山でかんじき体験ツアー』に行って来ました2013年03月02日

2月23日(土)〜24日(日)にかけて西粟倉・森の学校が主催したツアー『古民家ステイの雪山でかんじき体験ツアー』に参加しました。

西粟倉のスキー場から百年の森と呼ばれる場所までかんじきやスノーシューをつけて登ります。
往復で1時間弱くらい。

風で杉の枝から雪が舞い散る様子がとてもキレイでした。

百年の森に到着。陽が射すと神々しい雰囲気すら漂います。
本当に気持ちのいい場所です。


ここはしっかり間伐されて太く育った樹齢100年以上の杉の木が育っていますが、すぐ隣には間伐が必要なくらい密集した杉の林が。
西粟倉村ではこのように個人の山主さんが所有する小規模の山林が隣り合った形で密集しているため、なかなか効率的な間伐が行えない状況でした。それを村が主体となって一括で10年間管理するという契約を締結しつつあります。そして間伐された木は地元にある地域商社 西粟倉・森の学校が製品化したりすることで材木市場へ売るよりも多くのお金を山主さんに配当できるような仕組みを作っています。


北海道出身なので雪の中を歩くのは経験がありましたが、かんじきを履いて雪山の中を歩くのは初体験だったのでとても楽しかったです。北海道と違って昼間の寒さがそこまで厳しくないのもいいですね!

雪山を歩いた後は温泉で温まり、森の学校で夕食となりました。
メインはぼたん鍋です。



鹿肉のロースト

メダカ米のおむすびなど地元の食材を堪能しました。

初日の行程にはNHKさんの取材も同行しており、「里山資本主義」という番組が3月15日(金)に中国地方で放映されるそうです。ツアー参加者という事でインタビューにも答えています。(西粟倉は5回目だと言ったら驚かれました・・・)
他の地域の方は後日エコチャンネルでも見られるようになるかも・・・という事でした。


食事の後は軒下図書館という古民家を改装してB&Bにしたところで一泊しました。
以前からここに泊まってみたいと思っていたので嬉しかったです。

朝起きると一面雪景色に・・・

併設されているパン屋さんに移動して朝食です。

朝食の後はパン作り体験。
バケットを作りました。

オリビエさんに教えてもらいながら生地を捏ねます。

生地を熟成させる間、雪合戦をしたり・・・

雪だるまを作ったり。

バケットの形を作って石窯で焼き上げます。



ランチはオリビエさんお手製のピザ。
美味しかった〜!


そして自分たちが作ったバケットも少し味見しました。
これまた美味しい!


お土産に持ち帰ったバケットは今週の夜ご飯でいただきました。
1人2本もあったので食べきれるか最初は心配してましたが、そんな心配は杞憂に終わりました。
また食べたい・・・。

西粟倉村と西粟倉・森の学校の活動について代表の牧さんのインタビュー記事を紹介します。



今回も楽しませていただいたので帰ってきてから ユカハリファンド を一口追加で購入しました。
また遊びに行きます!

コモンズ30ファンド4周年記念感謝の集い(1)ベネッセHD 福原賢一氏2013年03月03日

昨日はコモンズ投信主催のコモンズ30ファンド4周年記念感謝の集いに行って来ました。

日 時:2013年3月2日(土) 14:00〜17:00
場 所:千代田区立図書文化会館
主 催:コモンズ投信(→公式HP
概 要:
 投資先企業との対話 (株)ベネッセホールディングス 代表取締役副社長 福原賢一氏
 社会起業家との対話 NPO 侍学園スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴氏
 コモンズ30ファンド運用報告

(1) 投資先企業との対話 (株)ベネッセホールディングス 代表取締役副社長 福原賢一氏


ベネッセの社名の由来はラテン語のbene(よく)+esse(生きる)を一緒にした「よく生きる」の造語。
理念を会社名にしている。
まずはベネッセの重要な心のよりどころである瀬戸内海の島での現代アートの活動を紹介したい。

今年は第二回瀬戸内国際芸術祭が開催される。
直島での活動は最近ではだいぶプレゼンスがあがってきた。
直島にはかつて三菱マテリアルの精錬場が島の北側にあり、ハゲ山になっていた。
その後島の南側にリゾート開発の計画が持ち上がったが途中で断念された。
町長がどうにか直島を文化で復興してみたいと持ちかけ、1986年にベネッセが安藤忠雄さんをパートナーに島の土地を所有することになった。

福武總一郎が歴史的にも文化的にも重要な地域だった瀬戸内地域が近代化の負の遺産を背負わされたとして復興したいと。
現代アートは都市の中にあっても存在感があまりないが自然の中に置くことによってインパクトが出る。

最初はキャンプ場から始め、92年に美術館とホテルを一体にしたものを建設した。
アーティスト達に実際に島に来てもらい、そこで得たインスピレーションを作品にしてもらっている。
過疎に悩む島だったのでたくさんの民家が朽ち果てていたものも買い取ってアーティストに作品にしてもらっている。

かつて神社は古墳的要素もあったものだろうと神社も作品として復元した。(→護王神社
これは昨年のゆく年くる年でも紹介された。

今では人口3千人の島に年間40万人も来島いただくようになった。そのうち20%が外国人。
のれんが出ている家はお手洗いを貸してくれたりお茶を出してくれたりする。四国にはお遍路文化がある。
銭湯がなかったので銭湯も作った。(→I♥湯
近所のお年寄りがアーティストが制作していると近くに来て色々話を聞いたり見たりしたことをボランティアで来島者に話してくれる。おばあちゃんも最近では化粧をして元気に。
78歳のおじいさんと28歳の女性が同棲をし始めたことによりおじいちゃんが更に活性化した。

20年の活動で島に一体感が生まれた。
民宿もゼロから33軒に。カフェもたくさんある。

豊島では産廃の不法投棄が13年にわたって行われ自然が破壊された。
その後、風評により耕作放棄や漁業もできなくなっていた。
棚田の再生や美術館を作ったりしている。

犬島は100年前に捨てられた精錬所の島
産業遺跡 こちらでも2010年に芸術祭を開催した。

大島ではハンセン病の患者が隔離されていた島。
こちらではやさしい美術プロジェクトを。
元患者の方のスキルも使った作品も展示されている。

瀬戸内国際芸術祭2013では12の島で127名のアーティストの作品が展示される。
前回は夏に開催したが30万人程度の来島者を見込んでいたら3倍の90万人も訪れて島の生活にも圧迫を与えてしまった。そこで今年は春、夏、秋の3シーズンに分けて開催する。

ベネッセのこういった文化活動はベネッセの大株主である財団がやっている。
財団はベネッセからの配当収入が約7億円あり、会社からのお金はほとんど出していない。
メセナやCSR活動は企業収益を食い続けると永続性がないためこのような仕組みにしている。

(2)福原賢一氏×渋澤健氏 対談
左:コモンズ投信 渋澤健会長 右:ベネッセHD 福原賢一副社長

渋澤:
「よく生きる」という理念で従業員の心のよりどころであると話されていたが、島の活動はどういう立ち位置なのか?


福原:
社員研修をこの島で行なっているが、その際に島のお年寄りの話を聞くように言っている。
そうすることをで最初は批判もあったが今では社員の誇りになっている。
芸術好きの会長が趣味でやっているわけではないとだんだん社員にも浸透してきた。

日本一ファン、シンパの多い会社になりたい。
それを体現する場所でもある。

渋澤:
社員の方の表情がすごく良かった。
外から見るとなんかいいねと思うが、ある意味では何をしているのかわかりにくい会社。
外からは何をポイントに見るといいのか?

福原:
営業利益の持続的な成長を目指している。
教育部門
少子化の中でこれまでシェアを伸ばしてきた。デジタル化により紙からネットへ。
小学生1〜3年生の30%以上が利用している。
中国にも進出して50万人が利用しているがちょうど25%値上げする時期とぶつかってしまったのもあり、反日運動の影響はあった。
他にも競合他社が次々と生まれている。ベネッセはとらじろうだが、他社も動物のキャラクターで。
動物大戦争のようになっている(笑)
中国での伸びは一時的に落ちたが今では落ち着いている。中国人スタッフも800人くらいがモチベーション高くやっている。


毎期成長するわけでもないので今は投資の時期だと考えている。
過去5年は8%成長していたが今後はもう少し増やしたい。

介護部門
あまり知られていないが老人ホーム事業において日本最大

その他
グローバル人財育成が成長産業。
ベルリッツを買収した。70カ国550ヶ所で語学教育を展開している。
留学もELSを買収。日本から留学する人が減少傾向にあったが潮目が変わっているように見える。
子や孫に贈与が1500万円まで非課税になる税制も始まるが0歳〜30歳までが対象なので利用して欲しい。

(3)質疑応答
Q.少子化対策として中国への進出の話があったが国内市場向けの展開は?

A.
国内市場では1兆3000億円のマーケットがある。
そのうち13%が通信教育。競合には塾や予備校がある。
塾事業に買収により参入もしているが、通信教育の「自学自習」が将来の人格成長に役立つと考えている。
子どもの可処分時間も減っている中で楽しく学べるように工夫している。
パソコンで学習も展開してみたが、家族共用のパソコンではなかなか利用しにくい。
そこで春から中学生以上に1年契約であれば無料でタブレットを配布する。
ペアレントコントロール付き。親はパスワードを入力すると通常のタブレットとして使えるが子どもはチャレンジのコンテンツのみ。
通信教育で今はベネッセは日本郵便の最大顧客。年間570億円の郵送料を払っているがデジタル化するとその分の支出が減って利益率は上がる。少子化で収入は減ってもその方面で利益は見込めるのではないか。

Q.介護事業の収益のポイントは?

A.
エリアドミナント戦略をとっている。
住民の資産が多い地域に6つのブランドで展開。
ブランド毎にコンセプトや料金が異なる。都会においてコミュニティは失われているのでコミュニティに頼らずに地域集積することでトータルでのサポートを。
低価格路線は実験段階。多様な形態を提供していきたい。

コモンズ30ファンド4周年記念感謝の集い(2)侍学園スクオーラ・今人 長岡秀貴氏2013年03月03日

昨日はコモンズ投信主催のコモンズ30ファンド4周年記念感謝の集いに行って来ました。
2番目のお話はコモンズ投信の社会起業家への寄付プログラムの今年の対象となった侍学園スクオーラ・今人の長岡理事長でした。就労ができない、社会参加できない若年者を支援しているNPOで今回のお話を聞いて若年者支援の意義などについて理解することができました。
家に帰ってから早速侍学園スクオーラ・今人さんの支援会員(年額10,000円)になる手続きを行いました。オンラインでクレジットカードから寄付をすることもできます。

日 時:2013年3月2日(土) 14:00〜17:00
場 所:千代田区立図書文化会館
主 催:コモンズ投信(→公式HP
概 要:
 投資先企業との対話 (株)ベネッセホールディングス 代表取締役副社長 福原賢一氏
 社会起業家との対話 NPO 侍学園スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴氏
 コモンズ30ファンド運用報告

コモンズSEEDCAPは社会起業家にコモンズ投信の売上の1%を寄付するもの。

社会起業家の活動に役立てることで社会をよくしていくのも金融の姿だと考えている。
これまで2年間の寄付先は児童労働問題に取り組んでいるACE、緊急災害支援にとりくんでいるCIVIC FORCE

(4)侍学園スクオーラ・今人 長岡秀貴氏


長岡:
高校教諭を辞めて独立した。
人生が単一化している。
行き場所がなく大人になっても社会参加できない若者を社会の一員にする。

侍学園ではフリースクールとは言っていない。全年齢が対象。
オルタナティブ・スクールと言っている。

若年者支援は社会投資である。
若者たちが人財になり、国民として生かされていくことが大事。

認定NPO法人となったので寄付金が税制優遇の対象となる。
約40%が還付される。なかなか浸透していないが・・・

諦めと理解。
子どもも家族も現状を諦めている。そしてそれを理解しようよというのが停滞感を生み出している。
夢に押しつぶされる子ども。個性尊重主義で真っ白なキャンバスに好きに描いていいよと言われても固まる子どもが多い。子どもも生まれながらに個性を持っているわけではない。
お父ちゃん、お母ちゃんの姿を見ながら少しずつコピーして個性が生まれていく。
大人は子どもに幻想を抱き、鶏を書いてごらんと鶏も与えずに子どもには無限の可能性があると話してしまう。

相談に来た方のケース。小学二年生で学級崩壊していて授業中に誰一人座っていられない。
これは保護者や教育者が伝えられていないから。子どものモラルの低下ではない。
子どもが反抗するのではなく、親が反抗するのが根底にある。
ある程度のフレームが子どもには必要。個性は型の中でこれ以上は無理!と弾けた時に型破りとなる。

若年者の非社会的傾向の増加。
鑑別書に入るような子どもは少なくなっている。自分も以前話にいった時は200人くらい入る会場に子どもは一人、後ろにずらっと監視の人達。もっと小部屋で1対1でいいのでは?と思いながら話した。

不登校は13万人。これは小中学生で30日欠席した場合。
保健室登校や29日欠席は含まれないので実際には約3倍くらいの人数がいるのでは?
非正規雇用は2007年に237万人、パラサイトシングルは1200万人、ニートは84万人。ニートはあちこち出歩くが6ヶ月以上家族以外との接触のない引きこもりは100万人いる。

30代以上のニートが40万人いる。10年前はニートの平均年令は10歳低かった。これは何を意味するか?
若年層のニートに対して対策をしなかったということ。もともとはニートも子どもの問題だったが放置され続けて年齢だけ重ねることになった。

6200万人の就業者に対して4800万人の非就業者というのが日本の姿。
「孤立無業」SNEPという。20歳〜59歳の未婚者で一日中一人でいるか家族としか一緒にいない人。
相談に足を運ぶのすら難しい状況。
欲望がわからないため社会との関係を絶っている。タイ無し。

3つの貧困との戦い。
家はSNEPにとって最後の砦なので専門の人が対応しないといけない。

 1.経済的貧困
 2.社会的貧困
 3.文化的貧困

経済的貧困は非正規雇用だったりといった経済的な貧困。
それを相談する親戚などがいないと社会的貧困になるがここまでは相談に来てもらったりすることで解決できる。一番やっかいなのは文化的貧困。ここは言葉が通じない。家族に脈々と引き継がれた文化的な貧困。

例えば生活保護の家庭では子どもに働かせない。働いて収入を得ると自分の生活保護がもらえなくなるから。子どもは親が働かずに収入を得ている姿や働いてはいけないという言葉を聞いて育つ。
本当は子どもが独立して働けば親は生活保護をもらって生活をしたりすることもできる。

発達障害は環境に対する脆弱性。発達障害と認定されることで生命保険に入れなくなる。子どもの将来をつぶすことにもなる。
朝ご飯はなく、夕食は毎日菓子パンという家庭で子どもが発達障害だという事例ではお母さんに食事を作ってあげてと言うと「憲法のどこにそんなこと書いてあるの?ご飯を作らないと警察につかまるの?」「うちではこうと決めているの!」と言ってご飯を子どもに作ってあげられない。
朝ごはんも食べずに学校に行っては授業に集中することもできない。

民主党政権の事業仕分けで若者自立塾の廃止が費用対効果が薄いと廃止された。
合宿型の支援をそれまでは30団体が行なっていたが運営が先ゆかなくなり現在では17団体に半減。
お金以上に人財が失われてしまった。

30歳で職業経験がない人が就職の面接に行って学校を中退してから今まで何をしていたの?と聞かれてコミュニケーション能力のない人が対応できるのか?これでは就職は難しい。
生活保護や障碍者年金の受給者になるしかない。こういった人は30万人いる。毎月5万円を支給すると月額150億円。年間1800億円かかることになる。事業仕分けで3億円を削減するのは本当に費用対効果が薄かったのか?

コモンズ投信 馬越さん×長岡秀貴氏

馬越:今人祭はオープンな雰囲気で写真もOKという事だったが

長岡:
ビデオなども本人の了解はとっている。
そうでない子は映さないようにしてモザイクなどはかけないようにしている。
後ろめたいなら来なくていいよと。誇りを持って来て欲しい。
ちゃんと社会の中でやっている人もつらい時に来たいと思うような学校でありたい。

馬越:卒業式について

長岡:
本人と両親、職員がOKを出し、最後は自分がOKと判断したら卒業となる。
精神的自立や経済的自立ができているかについて3ヶ月以上の就労、外に友達がいるか?などで判断している。

馬越:第一回の社会起業家フォーラムで話した時に感じたことは?

長岡:
社会起業家フォーラムで6分間のプレゼンをする機会をいただいた。
そこで短く伝えることの重要さとそこから価値を生んでいくことを学んだ。
自分自身つぎのステージに進めたし、ポイントではなくエリア展開を考えるようになった。
今回SEEDCAPで寄付をいただき、今まで支援いただいた方にも私たちは間違っていなかったとお返しをすることもできた。
若年者支援は世の中を支えていく活動として続けていく。


コモンズ30ファンド4周年記念感謝の集い(3) 運用報告2013年03月03日

コモンズ投信主催のコモンズ30ファンド4周年記念感謝の集いの最後は伊井社長から運用報告がありました。受益者向けの内容ですのでほどほどのまとめに・・・。

セミナーの後の懇親会の部でも何名かのコモンズ投信の方とお話させていただきましたが、これまで少し大人しいイメージのあったコモンズ投信がこれからアクティブに変化する兆しを感じました。
懇親会は顧客の声を一般従業員の方にも直接聞いて欲しいという意図も感じ、開かれた運用会社だなと思い、せっかくの機会なので日頃思っていたことをしっかり伝えて来ました。普通の運用会社だと顧客は販売会社になってしまうのでエンドの投資家の声を聞けるというのは直販投信の運用会社側のメリットの一つだと思います。最近投資先の企業との対話の機会も減り気味だったので今回はベネッセさんのお話が聞けたのは良かったです。福原副社長もとても気さくな方でした。

コモンズの4周年記念感謝の集いは4/20(土)に名古屋、4/21(日)に大阪でも開催されます。

日 時:2013年3月2日(土) 14:00〜17:00
場 所:千代田区立図書文化会館
主 催:コモンズ投信(→公式HP
概 要:
 投資先企業との対話 (株)ベネッセホールディングス 代表取締役副社長 福原賢一氏
 社会起業家との対話 NPO 侍学園スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴氏
 コモンズ30ファンド運用報告

運用報告

長期投資集中投資がプロの機関投資家の中でニーズが高まっている。
先進国において低成長のため市場全体への投資から個別の優良企業への投資によるリスクコントロールへ。
世の中にもコモンズ的な考えが求められるようになってきた。

日本は高い成長は難しいと考えられているがアジア唯一の先進国。
日本=日本株という考えは古い。海外マーケットで成長する日本企業への投資。
高度成長をベースにした分散投資から低成長をベースにした選別と対話へ。

長期的に企業価値をあげていける会社に投資する。
ポートフォリオの構築にあたっては四番打者だけ集めても勝てないのでバランスよく一番強いチームを作る。

NYダウ30もアメリカ経済を反映するのではなくアメリカ以外で半分以上稼いでいる会社が16社。コモンズ30ファンドの組入れ先も同じく海外で半分以上稼いでいる会社が16社。

販売ネットワークについては直販をベースに外販も。
イメージとしてはケーキ屋さんが店舗販売から楽天市場へ出店して顧客層を拡大しつつも直販にもフィードバックして使い勝手を良くしていく感じ。