ミュージックセキュリティーズへの投資(2013年4月)2013年05月04日

ミュージックセキュリティーズのファンドへ投資したものと償還されたもの、受け取った特典などを定期的に紹介したいと思います。まずは4月分です。

■ 投資したファンド

大田原グリーン・ツーリズムファンド 3万円(1口)
栃木県大田原市でふるさと体験型の観光(グリーン・ツーリズム)事業を行う(株)大田原ツーリズムへの投資です。投資した経緯についてはこちらのエントリーで書いています。
5月2日に放送されたカンブリア宮殿でも紹介されました。
 売上計算期間      :2013年4月〜2020年3月31日
 リクープ前配当率    :売上の1.28% ※投資家の元本回復前の配当率です
 リクープ後配当率    :売上の0.70% ※投資家が元本回復後の配当率です(投資家の利益分)
 事業計画上の推定リターン:+16.66%
 特典          :事業者が企画するプログラムへの参加割引、大田原特産品


黒壁ガラス工房25周年ファンド 9万円(3口)
滋賀県長浜市にある黒壁スクエアのガラス工房を応援するファンドです。5月2日のカンブリア宮殿でも紹介されていましたが、ガラス作家がガス窯の燃料代を捻出するための仕事をしないで自分の作品づくりに集中できるようにと燃料費や人件費の一部をファンドで集めています。黒壁ガラス工房では2011年〜2012年にかけてのファンドが既に償還されており、そちらは+1.02%のリターンでした。
 売上計算期間      :2013年1月〜2015年12月
 リクープ前配当率    :売上の11.0%
 リクープ後配当率    :売上の3.0%
 事業計画上の推定リターン:+8.45%
 特典          :オリジナルガラス、吹きガラス体験教室チケット


琵琶パールファンド 5万円(1口)
こちらも5月2日のカンブリア宮殿で紹介されましたが、琵琶湖でかつて盛んに養殖されていた真珠を水質改善に伴い復活させようという事業を応援します。一般的なアコヤ貝の真珠は1年で取り出しますが、琵琶パールは3年という長い時間をかけて作られるため真珠層が厚い大粒の真珠が生まれます。
地場産業だった琵琶パールの復活を応援したいという事で1口出資しました。
 売上計算期間      :2013年4月〜2017年3月
 リクープ前配当率    :売上の100%
 リクープ後配当率    :売上の37.0%
 事業計画上の推定リターン:+35.41%
 特典          :優待販売、現地訪問、10口ごとに琵琶パール(5万円相当)贈呈


■ 償還されたファンド

奥播磨ファンド2009
 税引き前利回り 10.78%
兵庫県の下村酒造店が醸す奥播磨向けに酒造好適米「兵庫夢錦」購入資金を集めたファンドです。
この他に300ml×3本、720ml×6本の奥播磨が特典として送られてきました。

my pandaファンド
 税引き前利回り 0.60%(事業計画利回り 1.27%)
パルコが若手デザイナーを支援するするファイト・ファッション・ファンド第一弾。株式会社スマイルズが立ち上げた新ブランド「my panda」を応援しました。

妖怪ふぁんど壱
 税引き前利回り -27.8%
田村耕太郎氏が発起人となり、鳥取県境港市の活性化に向けてゲゲゲの鬼太郎の妖怪だるまを販売するのを応援するファンド。元本割れに伴い、1口あたり3個の妖怪だるまが現物分配されることになりました。

■ 届いた特典

八木澤商店ファンド(運用中)
陸前高田市にあった醤油・味噌醸造販売していた八木澤商店さんが復興にあたり第一弾としてつゆ・たれ工場再建資金を調達しました。半分寄付+半分投資です。つゆ・たれ工場が一関市で稼働を開始したことにより、投資家特典としてたれをいただきました。

風で織るタオルファンド2012(運用中)
愛媛県今治市にある池内タオルさんがタンザニアのオーガニックコットンを使ってその年に収穫された綿だけを使ってタオルを作る「コットン・ヌーボー」をファンドの資金で支援しています。投資家特典としてコットン・ヌーボー2013フェイスタオル(\2,625)を1枚いただきました。
また、第一回分配計算期間が終了しましたが順調に売上をあげています。


■ その他(イベントへの参加、投資先事業者への訪問など)
4月は大田原と気仙沼、一関に行って来ました。




コメント

_ 古川 周史 ― 2014年10月26日 23:48

ここに書かれている話で、配当が+となったものもまれにあるのですね。 全額寄付のつもりでないと、失敗しませんか?株式投資のように考えていて、投資しましたが大きな間違いだったようです。応援=寄付 との説明を受けましたが、予想配当率はあくまで予想で心配です。私は、リスクが株式の何倍もあるなんて思ってなかったですので・・・。

_ m@ ― 2014年11月10日 21:14

>古川周史さん
私は今のところ償還されたファンド分について利回りはプラスですが、株式投資のように大きく儲けるのを狙う投資ではありませんね。
事業計画はあくまでも計画であって実際はその通りにいかない事もありますし、この会社だったら少しお手伝いしてみたいなという気持ちを投資という形で表す程度がいいのではないかと自分は考えています。

_ (未記入) ― 2015年09月29日 19:05

ミュージックセキュリティーズの赤字は、何かキナ臭い。

秋鹿ファンドは、トータルでは儲かっても還付金が-50%で、その言い訳が以下の様なエゴイスティックな理由:「主な原因としましては、「速醸 奥鹿」に関しまして、弊社の他の速醸酒と競合してしまい、想定を下回る販売が継続、過去製造分が滞留することで、ファンド資金で醸造したお酒が当初の会計期間中に販売に至らなかった点にあります。」

この様な酒蔵を投資先としてアナウンスしているということは、25%がミュージックセキュリティーズにキックバックされている可能性がゼロとは思えない。

この会社、胡散臭い。

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