コツコツ投資家がコツコツ集まる会 in 所沢 #10 開催レポート2012年09月28日


日時:2012年9月23日()12:00〜14:15
参加者:6名
参加費:1,500円

 私の都合で半年ぶりの開催になりましたが、参加された方から待っていたという言葉をいただいて、やっていてよかったな〜と主催者冥利に尽きました。

 今回は私を含め6名の参加で1テーブルでみんなが同じ話題を共有できる大きさにしました。
 8人だと4名2グループのようになってしまうんですよね。

 タカちゃんさんが世界各国の株価割安度指標のシートを持ってきてくれたことで、そちらを中心に海外投資で花が咲きました。初参加の方もシーゲル派で今はアメリカ株だけ買っているという初心者と本人は言っていましたがなかなかマニアックな方でした。

 長年海外で勤務されていた方が感じた海外事情など織り交ぜつつ、かなり濃い話になったのではないかと思います。海外投資を積極的にされている方から見た日本への投資については日本への不甲斐なさ感も感じられました。

 タカちゃんさんが一押しのスウェーデンへの投資についても話が盛り上がりましたが、最後に 本人も言っていたように、こういう話を聞いても鵜呑みにするのではなく、自分で考えてみるキッカケとすることで最終的に自分の判断で投資をするかしないか決めるというのが重要ですね。

 他には結婚後の投資についての考え方などもお話しました。

 今回の参加者プレゼントは以前鎌倉投信の鎌田社長よりいただいた『21世紀をつくる 人を幸せにする会社』と、私からは『年収300万円でも死ぬまでお金に困らない!「自分年金」で2400万円つくる50の知恵』、そしてセキュリテ被災地応援ファンドで出資している宮城県気仙沼市の石渡商店から出資者特典でいただいた「海鮮ふかひれスープ」を提供しました。

 本家六本木は10月で29回目とかなり長く続いていますが、所沢もじっくり続けていきたいと思います。
 できれば埼玉の他地域(大宮、浦和方面)でも開催してみたいと思っていますので、おすすめのお店などありましたら是非教えて下さい。

コメント

_ タカちゃん ― 2012年09月28日 08:05

投資の突っ込んだ話は、こう言った場でないと中々語れない事が多いです。
特に自分が持っていない情報を他の方から聞けるのも良い点だと考えています。

シーゲルさんの本に書かれていましたが、「成長の罠」が現実になっていたようです、別の参加者の方からは中国株がボロボロだと言われた一方で、1996年4月以来で考えればスウェーデン株式は堅調でした。
経済成長率では中国の方が大きく上回っているのに、実際の株式パフォーマンスでは逆転が起こりました。
同じストロングカントリーでも、成長期待が高い国の場合は中々成功しない事例があるようです。
ただ、スウェーデン・モデルが向う10年間では成功するかどうかは分かりません、結局は最終的には自分で調べて判断する事が重要だと考えています。

もう一点は、インデックス投資の定義を自分で勘違いしていたようなので、ちょっと反省しています。

_ m@ ― 2012年09月30日 09:51

>タカちゃん
参加いただきありがとうございました。
株価は企業業績の将来期待で算出されるので「成長の罠」はありますよね。
そういう意味でも効率的市場仮説は短期目線では自分はあまり信用してません。

インデックス投資についても別に定義からずれてたらダメという訳ではないのであまり気にすることはないと思いますよ。

_ アメリ ― 2012年09月30日 19:10

先日はいろいろご相談に乗っていただきありがとうございました!

少ないながらもコツコツは続け、
尚且つ保守的に貯蓄と資産分散していこうと思います。

_ m@ ― 2012年10月03日 01:45

>アメリさん
環境変わると色々物入りですので、ペースつかむまではムリしないでくださいね。

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_ 投資一族のブログ - 2014年11月04日 21:11

1999年4月、わたしはインターネット銘柄の株価水準について考えをまとめて、ウォールストリートジャーナル紙のコラム面に発表した。タイトルは『インターネット株は高すぎか? そのとおり』だ。当時のハイテクセクターはまさに沸騰状態で、セクターの時価総額がS&P500の全体の1/3に近づいていただけでなく、ナスダックの売買高が、史上初めて、ニューヨーク証券取引所を上回っていた。2000年3月、私はジャーナル紙にもう1本論文を寄稿した。タイトルは『大型ハイテク株はポンカス』だ。この論文で私は、シスコ、AOL、サン・マイクロシステムズ、JDSユニフェーズ、ノーテルといった銘柄を挙げ、今の株価水準が続くはずがなく、いずれ大きく下げると指摘した。 > 懐かしい銘柄ですね。ノキアは無いんだ…。 「買って永遠に持ち続ける」だけなのだから、長期的リターンの算出は簡単だと思えるだろう。だが実際にやって見ると簡単どころではなかった。個別銘柄のリターンについて、研究者や機関投資家が利用できるデータは一定の前提に基づいていて、そこには交付された株式やスピンオフされた子会社の株式は、すぐに売却し、売却代金を親会社に再投資することになっている。だがこの前提通りに行動しない投資家も大勢いる。1950年頃にAT&Tを買った、友人の父親がそうだった。私は半世紀を遡り、長期リターンを算出した。配当は再投資し、交付された株式もすべて保有することを前提としたリターンだ。 成長の罠 成長の罠にはまった投資家は、革新をもたらし、経済成長を牽引する企業や業界に、過大な対価を支払う。ひたすら成長率を追い求め、話題の銘柄を買い漁り、胸躍る最新技術を探し回って、なるべく成長率の高い国へと資金を振り向ける。こうした投資アプローチは、低い投資収益率(リターン)しかもたらさない。それどころか長期的なデータを見る限り、過去に際立った運用成績を達成してきた銘柄は、斜陽業界や低成長国に属しているケースが多い。 先端技術を導入することで莫大な経済成長がもたらされる一方で、なぜ投資家が大火傷を被るのか? 理由は単純だ。新たなテーマに熱狂して、話題の銘柄に手を伸ばす投資家は、そのたびに、過大な値段を支払わされる。やみくもに成長性を追い求めるあまり、変化が速く、競争が激しすぎる業界の銘柄を過大評価する。こうした業界で勝ち残るのはごく一握りにすぎず、この一握りにすぎず、この一握りでは、敗者の群れが残していった損失をとても穴埋めできない。 創造の過程から借り取る果実など無いと言っているのではない。新製品の技術や新技術を発明して、億万長者になった人はたくさんいる。だが、この成長の恩恵が流れ込む先は、個人投資家ではない。流れ込む先は発明者と創業者であり、開発資金を出したベンチャーキャピタルであり、株式公開を仕切った投資銀行であり、最終的には、より良い製品をより安く手に入れた消費者だ。個人投資家は、世界経済を牽引する輝かしい成長の分け前にあずかるつもりで、実際には損を引き受ける仕組みになっている。 > 個人投資家ではなく、機関投資家でも場で買えば同じわけだから、少数株主なり、一般株主とか表現すべきだね。そして、成長の恩恵を最大に受けているのは、投資銀行ではなく、消費者であることは間違いないだろう。 長期投資に最適の銘柄 1950年に戻って、オールド・エコノミー陣営のスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(現在のエクソンモービル)とニュー・エコノミー陣営の巨人、IBM。その後半世紀、どちらのセクターが相手以上に成長するだろうか? ハイテク・セクターだろうか、エネルギー・セクターだろうか? さいわい、過去をざっと振り返れば、答えは簡単に出てくる。50年前と言えば、ハイテク企業の急成長がこれから始まるところだ。IBMのEPSの伸び率は、向こう50年にわたって、石油大手、スタンダード・オイルを年率3ポイント以上上回っている。情報技術が進歩し、コンピューターが経済で果たす役割が格段に広がった結果、ハイテク業界が市場で占める比率は、50年前の3%から18%近くに拡大した。1950年、石油セクターは米国株の走時価総額の約20%を占めていた。2000年、この比率は5%を割り込んでいる。しかも原発推進派の予想に反して、原子力が電源の主役になることは無く、化石燃料が引き続き主流を占める中で、ここまで縮小している。だが、石油会社に投資した1000ドルは、126万ドルに増えている。IBMに投資した100ドルは、96万1000ドルだ。スタンダード・オイルのそれを24%下回る。 【投資方針】 2014.08.27 新オプション取引戦略の考案 1/3~暴落対策の難しさ 2014.05.29 アジアの動乱の収益化と高度経済成長時代へのタイムスリップ 2014.01.06 2013年の投資一族 勝つこと、勝ち続けること、それが一番大事 2013.09.19 初フィリピン・マニラ編 2/14 ~炸裂したアジア一国一愛人構想の説明 2013.09.04 ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 10/16 ~人生初のプロポーズ 2012.03.13 株メール Q12.PERとPBRのリスト 2011.05.27: 株メール Q10.PBRの計算 ~LYNAS編 2010.09.30: 株メール Q9.俺が言ってるのはStrategyではなくTacticsだ...