ASEAN投資祭りに行って来ました(2)個人投資家のためのASEAN投資入門講座2012年09月27日

9月26日(水)に東証ホールで開催された第一回ASEAN投資祭りに行って来ました。


日時:2012年9月26日(水) 19:00-20:45

場所;東京証券取引所「東証ホール」

共催:モーニングスター、EMeye、ワールドインベスターズTV、東京証券取引所


第二部:個人投資家のためのASEAN投資入門講座


カン・チュンド氏:晋陽FPオフィス代表

牧野義之氏:S&Pダウ・ジョーンズ シニアディレクター


ASEANというと日本人にとって馴染み深い

リクルートの雑誌「じゃらん」はインドネシアやマレーシアでは「道」という 意味。

じゃらんじゃらん散歩になる。

他にもオランウータン森の人など。


ASEANは福田首相との繋がりが深い


ASEANを構成しているのは10カ国

ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム、カンボジア、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、インドネシア


インドネシアはアメリカと同じくらいの横の長さ

言語、宗教、食べ物が多様


タイ仏教、インドネシアは世界最大のイスラム教国。


実はジャワカレーという辛いカレーはない

ジャワ島は甘いのが主流。

スパイシーなカレーはスマトラ島のカレー


タイで三菱自動車の合弁会社は年間7500億円の売上

直接投資が入っている国には投資機会が増えている

トヨタの合弁会社がインドネシアで100万円を切る車


ASEANから輸入しているもの

パイナップルの缶詰やコピー用紙、意外なところでは襖の75%ASEAN

仏壇もASEANが多い、他にもコタツの脚、部品


90年代にアジア通貨危機があった

その後投資マネーは中国、インドに流れたが、地道にビジネスは拡大している

ASEAN域内の貿易は約25%

域内貿易が多いので先進国の影響も受けにくい

ここ数年間は有望だったが中長期的には別


ASEAN投資で注意すべき点

外国人持ち株規制がある国がある

ETFで代替するのがよい

タイの洪水など地政学的リスクもある

指数は人気投票になるため、成長している企業が上位に入る


国の価値をどう判断するか?

ASEAN諸国には人口ボーナスがある

日本のGDP30%くらい

出来るだけ中長期的に投資する


エマージングの国は一気に上昇し、下落するので流動性は大事

ETFや投資信託を利用して流動性を確保する

為替コストが高いのでETFなどを使ってはどうか?

2009年から潮目が変わっ て株価も上昇し始め、アメリカでもそのくらいからETFを設定しだした


日本でもASEAN ETFをぜひ上場して欲しい

コメント

_ チェキ ― 2012年09月28日 00:44

既に上場しているタイやマレーシアといった個別国も良いですが、
ASEAN全体に投資するETFも良いですね。
東証の共催との事でちょっと期待したいです。

_ m@ ― 2012年09月28日 06:44

>チェキさん

大きく狙うのであれば個別の国もいいですが、できれば一纏めに投資したいですよね。
ETFは流動性に問題を抱えていますが、ASEANにまとめて投資できるETFが東証に上場するといいですね。

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