日本版ISAの勉強会&意見交換会に参加しました2013年03月24日

3月22日(金)に 日本版ISAの勉強会&意見交換会 がコツコツ投資家がコツコツ集まる会の主催で開催されました。金融庁の方に直接日本版ISAの制度について説明していただける貴重な機会という事もあり、自分も参加してきました。(説明してくださったのは昨年の金融庁ヒアリングの際の担当者さんでした)

日本版ISAは当初3年間の時限導入が予定されていましたが平成25年税制大綱において国民の資産形成を支援する観点から大幅な見直しが行われました。




金融庁の資料によると『幅広い家計に国内外の資産への長期・分散投資による資産形成を行う機会を提供する観点から日本版ISAの拡充・簡素化を進める必要。特に老後の備えや教育資金など国民の自助努力(資産形成)を本格的に支援するためには、長期化等が望ましい。』とあります。

このような金融庁からの要望を受け、平成25年1月11日に閣議決定された「日本経済再生に向けた緊急経済対策」には次のように書かれています。
『家計の安定的な資産形成を支援するとともに、経済成長に必要な成長資金の供給を拡大しデフレ脱却を後押しする観点からの、日本版ISAの拡充及び金融所得課税の一体化(金融商品間の損益通算範囲の拡大等)』

10年間非課税期間がある代わりに施行期間が3年しかなかった現行制度(未施行)から10年間の施行へと大幅に期間が延長されました。株価対策の時限処置ではなく、期間の延長を勝ち取ることで、制度についてやりながらどんどん改善していこうという金融庁の意図が理解できました。

詳細については今後ブログでも解説していきますが、4年間は口座開設する金融機関に縛りがあったり、非課税枠のロールオーバーは金融機関をまたいで行えないため、ロールオーバーを行うためには同じ金融機関を利用し続ける必要がある等細かいところで罠があったりします。

また、株式の配当を非課税枠の中で受け取るためには配当を金融機関の口座で受領する方式に指定してISAの口座内でお金の流れを完結させる必要があります。

勉強会の後の懇親会では金融庁の担当者がざっくばらんに色々と話して下さり、本当はもっとシンプルにしたいんだけれどもまずは3年という時限を10年に伸ばすことによって改善の余地を残したという事がよくわかりました。(将来的には確定拠出年金の拡充という形も考えて欲しいという事も要望してみました。担当省庁が違うので難しいようですが)

実際に制度を余すところなく使ってみようとすると色々思うところもあるのですが、まずは使ってみてこういうところを変えて欲しいという意見を出さないことには利用者が少なかったね→終了ということになってしまいますので長期投資を後押しする制度になるように自分も利用しながら積極的に意見を出して行きたいと思います。

年間100万円までの枠という事でどうしても年間100万円の投資を前提に考えてしまいがちですが、金融庁の方の説明では例えば毎月2万円、年間24万円の投資をしていた人が6年目に非課税のままロールオーバーしていくというような説明もされていました。

これまで投資をしたことの無い方がこのような少額投資家となるように促すという意味もある制度ですので、年間100万円フルに投資できるような人にとっては色々制限がついて面倒だと思いますが導入の意義はあるはずです。

イギリスでは企業側が福利厚生の一貫として給与天引きによるISAを提供する企業型ISAという制度もあるそうで、日本でも財形のように企業型ISAを提供してみると面白いかもしれません。(なんだかんだで給与天引きは強制的にお金を貯める仕組みとして最強です)

自分もこれまでどうやってこの制度を使ってみようかと考えていましたが、家計の資産形成を後押しする意図の他に日本の株式市場のプレイヤーの多様化も意図しているようですので、日本の成長企業へ投資をする投資信託を中心に使ってみようかと思います。

具体的な商品名だと鎌倉投信の 結い2101レオス・キャピタルワークスの ひふみプラス になるでしょうか。他にはじっくり世界中に分散投資するという事で国際投信の トレンド・アロケーション・オープン この3本が今のところの候補です。(この商品が日本版ISAで買付けできるかどうかはまだ未定です)

追記:
やたらと分配金を出してしまうけれども運用哲学も成績もしっかりしている 朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(愛称:Avest-E) なんかは日本版ISA口座で投資することで分配金を非課税化するという使い途もありそうですね。

Blueglue presents 音楽が好きだ vol.72013年03月24日

3月16日に新所沢PEGGY DAYで開催された Blueglue のミニ・アルバム After Dark,Sunlight 発売記念ライブ "音楽が好きだ vol7”に行って来ました。


出演は佐々木直人(リアクション ザ ブッダ)、アコースティック小宮バンド、クレイマン・クレイマン、Blueglueの4組。

若手らしく勢いがありながら徐々にライブパフォーマンス含めてバンドとしての完成度が上がっていく様も見れたりとライブハウスは初体験でしたが楽しかったです。

Blueglueの新作「After Dark,Sunlight」も買ってきました。
2曲目のヒューマン・アンセムなんかは帰り道に口ずさんだりするくらい前向きで元気になれる曲です。