インデックス投資ナイトの感想2013年01月15日

先週土曜日に開催されたインデックス投資ナイトですが、第一回から参加している中で一番盛り上がったように感じます。

今年はI-1グランプリによって個人投資家の手作りイベントという要素が強まった他に、座談会のテーマ設定も良かったと思います。

これまではインデックス投資の良さをインデックス投資家が集まってわいわい盛り上がったり、アセットアロケーションについて考えてみたり、昨年はインデックスファンド vs 国内ETF vs 海外ETFのような企画だったりそれぞれ楽しかったんですが、あくまでも個人ベースで考えるとそのテーマについてはそれぞれ答えの違うケースについての話題だったと思います。

今回はファンドマネージャーって何してるの?という答えのあることで、しかも個人投資家はあまり知らない世界について話が聞けるという事で観客の食いつきも良かったのではないでしょうか?

直販投信にどっぷりはまってると運用会社に対して当初感じていた敷居の高さというのは無くなってしまっていたのですが、新鮮な気持ちで話が聞けました。

話している内容は渋澤さん&中野さん&藤野さんの草食投資隊でも聞けるような話ではあるのですが、何が違うかというと山崎元さんと内藤忍さんの自らも過去に経験のあるところから来る激しいツッコミなんでしょうね。(あとアルコール)
そして、程よく暴れさせるカンさんの名司会ぶりも見事でした。

話題の対象を初心者向けにするとマニア連からは物足りなさを指摘され、難しくすると初心者は置いてけぼりというジレンマを今回のテーマは見事に打ち破ったように感じます。

素晴らしいテーマ設定と人選でした。
大手運用会社から1名と山崎&内藤コンビに正面から相対できる立場の人ということで選ばれた?新井さんも場を盛り上げてくれました。

そういう意味では、直販投資祭りは内輪で長期投資という同じ方向を向いてそれぞれの想いを話すという行儀の良さがいまいち盛り上がらなかった理由なのかもしれません。

せっかく今回日興アセットの方が個人投資家とイベントでご一緒できたわけですし、運用会社としても個人投資家向けにイベントが出来るといいですね。

例えばなにかのファンドの運用哲学をテーマに話をしてもいいと思いますし、アナリストが企業分析について話すような会でもいいと思います。

運用会社は投資家から見て遠い存在なんだなと今回のインデックス投資ナイトで再認識したこともあり、運用会社が運用会社としてのアイデンティティを確立するためにも販売会社ではなく、エンドユーザにアプローチして欲しいんです。

次回のテーマはなんでしょうね?
インデックスプロバイダーが語るインデックスの作り方みたいな話は面白そうですが。
あとは東証を呼んで国内ETFについて喧々諤々と話すとか、無責任にアイデア出してみました。

そして最後に、関係者の皆さん本当にお疲れ様でした!