あたりまえだけど誰も教えてくれない お金のルール ― 2012年06月21日
かえるの気ままな生活日記。のかえるさんがお金の基本的なルールについて本を書かれました。
お金について特に学校などで学ぶことなくいきなり社会に放り出される人が多くいると思いますが、知らなかったが故に勿体無いお金の使い方をしている場合があったりします。
例えば生命保険は社会人になったら入るものだなんていうよくわからない常識?だったり・・・。
普通のサラリーマンだったかえるさんだからこそ、生活者の目線で生活していてどうなんだろうな?って疑問に思うポイントについて簡単な言葉で説明しています。
正解があってそれを押し付けるのではなく、僕はこう思うという書き方をしているのも自分は好感を持ちました。本に書いてあることはそのまま鵜呑みにするのではなく、読者も本当にそうなのか考えてみて欲しいと考えているからです。
お金をふやすのに投資をしようと思ったとしても、まずはお金の使い方のルールを知って勿体無いお金の使い方から脱却することが最初の一歩として大事なことだと思います。(投資手法はインデックスかアクティブか?なんて話よりも、どうやって投資する原資を作り出すか?の方がたぶん長い目で見ると大事です)
そういう意味で、新社会人やこれまでお金の使い方についてあまり考えていなかった人が最初に読んでみると色々発見があるんじゃないかな?と思います。
1章 お金との関係を見なおそう
2章 知っておきたい、基本のお金節約術と管理法
3章 お金をふやすために
4章 将来のお金のことを考えよう
5章 年金はあてにできる?
6章
保険のこと、キチンと考えてみよう
7章 自分のお金を守るために知っておきたい社会のしくみ
クローバー・アセットマネジメントの社長交代 ― 2012年06月23日
6月19日付でクローバー・アセットマネジメントの社長が西生さんから宮内さんに交代したと発表されています。
社長交代と取締役の一部が交代することで運用体制を含めて包括的に事業を見直す機会と捉えているという言葉が書かれています。
浪花おふくろ投信、かいたく投信、楽知ん投信の3社合併から2年2ヶ月で3回目の社長交代という事で迷走しちゃってるのかな〜と心配です。
前社長の西生さんはらくちんファンドの運用担当者からも外れてコンプライアンス部長に就任されるそうです。後任は浪花おふくろファンドの久保田さん。久保田さんは浪花おふくろとらくちんの2本のファンドを運用することになります。
事業の見直しという点に関してはファンドの請求目論見書のP.75にも継続企業の前提に関する事項として記載がありました。
【収益性の改善】
・ソーシャルメディアを活用したセミナーの集客やゲストスピーカーを招いたコラボセミナーの開催
・4本目のファンド・オブ・ファンズによるファンドの設定・販売や直接現物株に投資するファンドの
設定・販売
設定・販売
・大阪、東京の2箇所の事業所を1箇所に集約
【財務体質強化】
・既存株主、支援者、投資信託委託業務に関心のある企業からの増資など資本提携
このうち、注目は4本目のファンド設定というところです。
どういうファンドを考えているのかわかりませんが、既に3本もファンド・オブ・ファンズがあるのに統合ではなく、逆に増やそうという意味がわかりません。
しかも、現物株に直接投資するファンドを考えているのであればなおさらです。
投資信託業務に関心のある企業から増資を受け入れる代わりにファンドを組成するとかそういう事でなければいいなと思います。器貸しというビジネスモデルもありますが、さすがに創業の志とは違って来てしまいますし。
かいたくファンドのアナリスト後藤さんが4月からレポートに登場しなくなったのも全社的なコスト削減の一貫なのかもしれませんね。
かいたくファンドホルダーとしては口座数などにも停滞感が見えてきているファンドもありますし、今年は強いリーダーシップを持っていい方向に舵取りをして欲しいなと思います。
若杉原生林散策@ニシアワツアー[芒種] ― 2012年06月24日
ニシアワツアー二日目は天気も回復して若杉原生林の散策と百年の森見学、そして西粟倉・森の学校カフェで鹿肉カレーのランチです。
まずは森の学校カフェに移動してパンの朝食。
道の駅に出店しているパン屋さんのパンですが、焼きたてで美味しかったです。
若杉原生林へ。
吉野川の源流を目指して旧街道を登っていきます。
この時期に咲くという銀竜草が咲いていました。
小さくてかわいらしい花です。
道をそれて吉野川の源流へ藪の中を進みます。
小さな水たまりのようですが、ここが源流です。
あんな小さな水たまりがこうなるんですもんね〜。
上流部は雨が降ったあとも川の水位はほとんど変わりません。
森の保水力はすごいですね。
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百年の森散策〜森の学校カフェの鹿肉カレー@ニシアワツアー[芒種] ― 2012年06月24日
若杉原生林を後にして百年の森へ向かいます。
ちょうど太陽も出てきて幻想的な景色に。
このあたりはもののけ姫にも出てきたタタラ製鉄のあった場所で、今でもハナクソと呼ばれた鉄くずが地面に落ちています。
大石内蔵助が討ち入りに使った刀が西粟倉村で作られたという伝承があり、この辺りで作られたのかもしれません。
少し登って行くと間伐がされた樹齢60年ほどの空間が現れます。
空が見えるようになり、下草も現れて明るい森に。
更に上には樹齢百年以上の森が。
立派な木々が立ち並んでいて荘厳な雰囲気です。
樹齢20年程度の間伐材の値段が木材市場に卸すと2,000円程度だそうです。
搬出までのコストを考えると採算割れしてしまうため「伐り捨て間伐」と呼ばれるそのまま森に伐った木を捨てることが行われています。
もしくは間伐すらせず森を放置することすら・・・。
間伐を行わない森は木がやせたままで木材としての価値が低いままになってしまうという悪循環が。
そこで、間伐材を最終製品まで加工して付加価値をつけることで値段をあげ、お金を生み出す存在にしようという動きが出ています。その一例が西粟倉村の取り組み。
ちなみに、樹齢100年の檜の木1本の値段はいくらくらいだと思いますか?
正解は・・・
約20万円です。
樹齢百年まで育てるには三世代必要ですが、輸入材に押されて木材価格はそこまで下がってしまっています。また、檜などの針葉樹は柱などには使われますが、柔らかいため家具などには使われていませんでした。そこで、家具など新しい使い途の開発にも取り組んでいます。
人工林は適切に人の手をいれないとかえって痩せた不健康な森になってしまいますので、ある程度の木材需要が生まれてこないといけません。
かつては伐り捨て間伐に助成金が出ていたのですが、それもなくなった事で林業はいよいよ本格的に長期的な視野にたって取り組む必要が出てきています。
東京都港区では新築の建築物に使用を促進する「みなどモデル二酸化炭素固定認証制度」が始まりました。
適切に管理された森から生まれた家具がたくさん使われるようになると林業も少し変わるかもしれません。
なにより、木の家具には温かみがあるのでオフィスで働く人にとってもよい環境になるのではないでしょうか?
百年の森見学の後は森の学校に戻ってカフェで鹿肉のカレーです。
カレーに鹿肉のローストが添えられていますが、カレー単体でみても美味しかったです。
鹿肉は言わずもがな!
また、遊びに来ます!
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ユニオン投信にJAM京三製作所労働組合が出資参加 ― 2012年06月26日
ユニオン投信がJAM京三製作所労働組合から出資参加を受けたと発表しています。
ユニオン投信はセイコーエプソン労働組合が設立した世界でも珍しい労働組合発祥の投信会社で、これまでに国際航業労働組合(2011年7月)、ツムラ労働組合(2012年4月)からも出資を受けていましたが、これで5労組から出資を受けることとなりました。
非営利団体の労働組合が営利団体である運用会社に出資するという事は組合内部でも賛否両論あったかと思いますが、組合員とその家族のためになると判断して参加する労働組合が徐々に増えていることは素晴らしいことだと思います。
労働組合といっても、旧来の賃上げ闘争だけではなく組合員の可処分所得を増やすための知識を広めるという新しい流れが生まれています。
JAM京三製作所労組でも生活サポート運動としてこれまで労金、全労済、JAM共済の長所を有効活用するセミナーなど
を開催してきたそうです。2009年の確定拠出年金の導入を機に投資信託も家計の収入を増やす選択肢の一つと位置づけて投資教育を行なってきたそうです。
労働組合からの出資をベースに徐々に投資家を増やしつつあるユニオン投信は労働者向けの資産形成のツールとして労働金庫や全労済のように広く支持される存在を目指して活動を続けていますが、少しずつ支持を広めつつありますね。
ユニオン投信では非営利団体からの出資を受け付けていますので、これからも出資先団体が増えていって欲しいです。
ユニオン投信設立の
想いをセイコーエプソン労働組合の袖山執行委員長にお聞きした記事はこちら
ユニオン投信の運用するユニオンファンドの運用についてファンドマネージャーの坂爪さんにお聞きした記事はこちら
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