トトロの森散策会に行って来ました ― 2012年10月23日
日曜日にトトロのふるさと基金が主催したトトロの森散策会に参加しました。
日時:2012年10月21日(日) 9:20〜14:30
最初は小手指駅に集合。
バスに乗って椿峰ニュータウン入口まで移動して散策開始です。
最初に向かったのはトトロの森8号地(→トトロの森紹介)
トトロの森は狭山丘陵の貴重な雑木林を保護するためのナショナル・トラストで、17号地まであります。(10月22日に18号地を取得予定だそうです)
こに看板はボランティアの方が作られたもので、飯能の間伐材を使っているそうです。
小さな土地ですが、トトロのふるさと基金も狭山丘陵の雑木林を全て購入できるわけではないのでくさび形に効果的な土地の取得を目指しているそうです。
まだ手を入れていないという16号地をちょっと離れたところから見て、北野の谷戸へ。
こちらでは耕作放棄地の再生を手がけています。
福祉施設の方が
作られた看板はトトロやまっくろくろすけがいっぱいついています。
ちょうど稲刈りを終えたところでした。
続いてトトロの森7号地へ。
ここも、元は雑木林だったそうですが、すっかり竹林になってました。
右奥の暗い竹林が隣の土地で、手入れをしていない竹林。左側の明るい竹林がトトロの森基金が間伐を行った竹林です。
所沢の名前の由来になったとも言われている野老が所沢市のマークと並んで生えていました。
続いて11号地。
7号地、11号地は所沢市の新しいごみ最終処分場の候補地となっていましたが、貴重な谷戸という地形を守るために基金が土地を取得したり、反対運動を続けた結果、最終処分場建設は見送られました。
11号地は雑木林としては育ちすぎているため、皆伐を行なって新しく伸びてくる芽から再生する予定だそうです。
しばらく歩くと所沢市のごみ最終処分場が。
自然は守りたいですが、ごみの最終処分をどうするか?という問題は相変わらず残っています。
これは自分も所沢市民としてしっかり考える必要がありますね。
狭山湖で昼食&一休み。
遠くに富士山もうっすら見えました。
ここが記念すべきトトロの森1号地。
1990年に「トトロのふるさと基金委員会」が始めて取得した森です。
面積は1,183平米。取得価額は約6,400万円。ちなみに現在価格は約600万円とバブルを感じさせる価格でした。
ただ、ここを取得したことにより周辺の雑木林を埼玉県や所沢市が購入して保全する動きへと繋がり、結果的にこの森の何十倍もの広さの森が保全されるきっかけになりました。
3号地は財団法人トトロのふるさと財団になって初めて取得した森です。
最後は15号地。
この森は昨年までチカタの森として、NPO法人チカタの景観を考える会が管理を行なってきた森です。
2011年にトトロのふるさと基金への無償寄付の申し出があり、管理が移管されました。
寄付による初めての土地取得となった事案で、このあと16号地、17号地と土地の無償寄付が続いています。
その後西武球場前駅まで歩いて解散となりました。
この日は天気もよく、気持ちよく森を歩けました。
また、ガイドさんがつくので、様々な植物や昆虫についても解説がついて楽しかったです。
トトロのふるさと基金ではトラスト地取得のための寄付も集めていますが、基金の運営は会員からの会費で賄われています。
そのため、会員になって応援して欲しいという事でした。(うちは夫婦で会員になってます)
また、トトロの森で何かし隊という森の維持管理を担当するボランティアサークルもあり、そちらの話も聞いてみて次回募集の際には参加してみようと思いました。
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