いい会社の理念経営塾 石坂産業見学ツアー(2)石坂典子氏 講演2013年10月05日

石坂産業さんでは最初に石坂典子社長の講演をお聞きしました。

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実はツアーの前日に札幌にある日新堂印刷さんの阿部社長といい会社をつくるにはどうしたらいいのか語り合うミニ懇親会があったのですが、その中で社長が自分ワールドを強烈に意識し、そこに向けて本気で邁進した時、それが共感を生むものであれば周囲を巻き込んで大きな力になるのではないか?というように感じました。

たぶん、石坂社長にとってはマスコミの誤報によって追い詰められた時にどうありたいのか?というのを深く考えた時が本気のスイッチが入った瞬間なんでしょうね。自社の社員だけでなく、産廃を持ち込むトラックの運転手さんまでいい人に教育してしまうというのはちょっと普通では考えられません。普通じゃないところまで突き抜けたからこそ今があるんでしょうけれども。

工場見学もさせていただきましたが素晴らしい会社でした。

残念だったのは石坂社長の講演が30分で高野登さんの講演が60分だったこと。高野登さんのお話も貴重なのですが、最低でも45分ずつにして石坂社長のお話をもっと聞いてみたかったです。

資源リサイクルといえばアミタHDの熊野会長も強烈な個性をお持ちですが、お二人の対談をぜひ見てみたいと思いました。


石坂産業株式会社
 代表取締役社長 石坂 典子氏

いい会社という事で紹介をされましたが、いい会社だとは思っていません。
まだ発展途上だと思っています。

最初にギャラリーでは見ることができない当社の過去の経緯についてお話します。

父親がダンプを一台購入して解体業を始めたところから始まりました。当時はお台場が埋め立て中で、毎朝5時に100台近いダンプが集まっていました。リサイクル法もなかった時代で、まだまだ使える廃棄物がたくさんあることにどうだろうと感じ、昭和42年にはまだまだ野焼きをしていた時代にリサイクルを考えるようになり、チップのリサイクルなどをしていました。

その後練馬から三芳町へ移転しましたが当時は焼却炉を持っていました。
当時は焼却というのは廃棄物を1/10にする技術として評価されていたのです。

20年前にネイルサロンやりたいなと思いながらアメリカでブラブラしていた私に、父がそれではダメだと会社を手伝うように言われ、事務として入社しました。今は(石坂産業では)全天候型で処理していますが、多くの会社は露天でやっています。

なぜ当社は全天候型に切り替えたのでしょうか?

皆さん、ニュースステーションの所沢ダイオキシン報道を覚えていますでしょうか?
結果として誤報だったのですが、産業廃棄物処理施設反対運動が起こり、みんな悪い会社だと言われるようになりました。当時、くぬぎ山には焼却炉が60本ありましたが、今は1本もありません。

なぜ所沢に焼却炉が乱立したのかというと、関越自動車道も開通して都心からアクセスが良かったからです。当社がくぬぎ山では一番大きい工場だったのでバッシングをうけ、環境団体のターゲットにもなりました。今も石坂産業をインターネットで検索すると「石坂産業 訴訟」などが出てきます。

当時、ダイオキシン対策として15億円かけて新しいプラントを建設したばかりでしたので焼却炉を使い続けようとしました。

他の多くの会社はダイオキシン対策前の焼却炉だったので解体費の半分を行政が負担するということで解体の道を選びましたが、当社だけ対策済のプラントを持っていて建設から二年ほどということもあり、使い続けようとしたことが更なるバッシングを巻き起こす事となってしまいました。

そこで、この会社をどうしたいと自問しました。
この会社を続けていきたいと考え、そのためにはなんとかしなければと焼却炉を止める決断をしました。

当時、日量50tの焼却処理をしていましたので、全国の焼却施設に委託することにしたのです。委託をしても日本全国の目線で見ると変わらないのですが、所沢ではこの状況なのでなんとかお願いできないかとお願いしてまわり、助けていただきました。

そして、焼却炉を解体したのです。

次に「廃棄物を少なくする」から「再資源化」へ考えを変えました。

産業廃棄物を処分するとき「捨て場」と言われていました。産廃処理はとにかく安くできるか?が大事で安ければ安いほどいいというのが業界の常識でした。いらないものを処分するんだから安ければよいという考えです。

そこで当社では脱産廃屋を掲げました。

露天の工場を全天候型独立プラントに作り直すのに40億円かけました。
15億円かけたプラントを解体した後に更に40億円ものお金が必要になりましたが環境配慮型のプラントということで銀行の融資が受けやすかった時代背景も後押ししました。

焼却を委託した同業者にお前がそこまでいうなら社長になれと言われて社長になりました。
同業者の社長からはそんなにお金をかけて採算とれるの?高みの見物をさせてもらうよとも言われました。

認可をもらいにいっても、産廃業者に出す認可はないと言われ、翌日レコーダーを持って弁護士と一緒に認可局にかけあったりもしました。

産廃処理はきれいな仕事ではありません。産廃を破砕や燃やす時に埃がたちます。建設系廃材を引き受けているのですがリサイクルできるものは限られています。それでも手作業も含めて分別することで97%のリサイクル率を実現しています。

私が社長になる以前はノーヘルでサンダル履き、タバコを吸いながらの作業も当たり前で、従業員の質を変えたいとプラントだけでなく事務所を変えたいと社長(父)に言いました。

それで何が変わるんだ?と父に言われましたが「いい会社にはいい本社ビルを」という事で今の本社ビルを建てました。そうすると応募してくる人の内容が変わってきたのです。

最初はヌードポスターが事務所に貼ってあったり、エロ本がトイレにあったりもしましたが、自分が絶えず巡回してどんどん捨てました。他にも出物といってまだ使えるテレビなどを事務所に持ち込んで見たりしていたのも止めさせました。

家業から企業に変わろうとしていたのですが、やってらんねーよと4割くらいの社員は辞めてしまいました。その後、30代の社員をたくさん入れて今では当時を乗り切ってくれた社員に支えられています。

教育には仕組みが必要です。
ISO14001を取得しようとしましたが「そんなものはなくてもしっかりやればお客はついてくる」と父は言いいました。

ある日、チップを購入いただいているエンドユーザさんが見学に来られていてチェックリストを見たらISO14001がないだけで-40点にもなっていたのです。

それで中途半端はよくないとISO14001の環境、品質、労働安全の三統合を一年でチャレンジすることにしました。通常業務の後にISOの準備をしなければいけなかったので大変でしたが、やりきることができました。それにより仕組みづくりができたのです。

当時は挨拶もできない状態でしたので「品質の取り組みは挨拶から」という事を10年言い続けてきました。工場見学路から見ていただきますが作業に従事しているのは70名ほどおります。混合廃棄物を扱うため、基本は手作業でやっています。そういうところを見ていただきたいと思います。

少し自慢させていただきます。

混合廃棄物で最も処理しにくく不法投棄されにくいと言われています。

家を解体した後、更地になった土の中にゴミが残ります。これを漉き取ったものを持ってくるのです。中には紙や木なども含まれていますが名前が書いておらず、産廃業者の引取費用も高いので逆に不法投棄されやすいのです。

当社では他社が嫌がるここに特化しようとすべてオリジナルで重機もメーカーに作ってもらっています。オリジナルを作ってもらう代わりにメーカーに責任を問いません。メーカーと直接取引をしているので間に商社は入っていません。

廃棄物を分別と分級する技術があります。大きさだけでは分けられないので比重の違いを風や遠心力などを使って分けるのです。

リーマンショックの後で厳しかったけれども、同業者の廃棄物を受けるようになったら終わりと言われていた中、同業者からも委託を受けることにしました。他社が設備投資しなかったからこの分野では先行していたのです。今では40%くらいは同業者からの委託処理になります。売上は23億円から40億円に伸びました。

建物に処理施設を入れて中で悪いことしてるんじゃないの?という声があったため、それでは実際に見てもらった方がいいんじゃない?かということで2億円かけて見学通路を作りました。消防法の関係でアップダウンはありますが一日1万歩を目指して歩いて下さい(笑)

環境教育という事で学校の見学なども来られますが産廃を知らない子供が多いのです。人だけでは処理できない大変な仕事です。

産業廃棄物には土地を汚染するイメージがあります。
そこで、汚染していない証明に周り雑木林に公園を作りました。見学者に雑木林の公園を見ていただいたところ「あら素敵、もっと公開して」という声をいただいたので地元の方をイベントに招待したりもしています。

雑木林の周辺をきれいにしているうちに、うちの目の前に不法投棄していくようなこともなくなりました。また、公園できれいにしてくれるならうちの土地もやってよと周囲の地主さんから依頼をうけて今では5万坪ある敷地の2割が工場、8割が緑地になっていますが、緑地の多くは借りている(管理を委託された)土地です。

これもコミュニケーションなんです。
維持管理費がかかりますが散策路も作りました。

緑地を広げたらいいかげんにやってるんじゃないの?という目で見られるようになったので、里山の50年先まで生態系の保護をする活動を始めました。お配りした資料の中に生物多様性の保護や回復への取り組みの認証JHEPも取得しています。

雑木林に生息している生物が住みやすいように環境を整えたり足りないものを増やしたり守りかたを変えたりしています。

ISOについては6統合を目指しています。22301というBCP,事業継続についてもチャレンジ中です。

プラントで使っている機械についていい装置があっても人の管理が全てです。
そこでメンテナンスも自分でやるようにしています。これには技術を継承するためという理由もあります。100%機械を生かすため、新しいものを買わずに使えるように肉盛りしたり直すようにしています。

石坂技塾という社員教育は35のカリキュラムがあり、古い社員が新しい社員へ技術を伝承することもしています。

いい会社の理念経営塾 石坂産業見学ツアー(3)高野登氏講演2013年10月06日

石坂社長のお話の後は元リッツ・カールトン日本支社長で人とホスピタリティ研究所所長の高野登さんの講演でした。

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石坂産業さんと同じくおもてなし企業経営選に選ばれた都田建設さんの家を解体するという事は思い出を壊すこと。思い出を永遠に閉じ込めるプロセスを取り入れることでお客様に感動を与えるという話は家の解体で出た瓦礫を処理する石坂産業さんのプラントを見学する前に家の解体瓦礫って思い出が詰まったものでもあるんだよなと視点を変えるきっかけにもなりました。

また、働いている時間は人生におけるど真ん中というのも心にズシリと来ました。
自分は20歳から働き始めて今38歳です。まさにど真ん中の芯に近づいているわけで、これから何をしようかもやもやしながらも考えているに新たな気付きをいただきました。

人が面倒がってやらないことをやればいい

これは、いい会社に共通する要素だと思います。
面倒がってやらないことというのはお客様にとっては逆にやって欲しいことなんですよね。

rennyさんがCTW - 「公開会社」への新しい道というエントリーを書かれています。
上場していないけれども「いい会社」に応援したいという気持ちのこもったお金を届けるという事は自分にとって上場企業に投資するよりもやりたいことでした。

上場するまで規模の大きくなった会社よりも身近にあるいい会社に応援したいという気持ちを投資という形で届けたかったのです。でも、それって実現するにはお互いにかなり面倒なことです。

それをミュージックセキュリティーズさんはマイクロファンド、鎌倉投信さんは公募投信という器を使って実現してくれました。クラウドファンディングも寄付という形にはなりますが気持ちのこもったお金を届ける仕組みです。

気持ちのこもったお金を届けるという事は単なるお金だけの関係とは違ったコミュニティが生まれると思います。そういうのが、自分のやりたいことなのかなとも思ったのでした。

本当にやりたい事だと面倒を厭わないB型なので、本当にこれをやりたい!と打ち込める何かを探しています。でも、えいや!で飛び込む事も必要なんだろうなと思ったり・・・。


人とホスピタリティ研究所
 所長 高野 登氏

先日も石坂さんのお話をお聞きしましたが、今日も5ページメモをとりました。

どういう話の聞き方をするか?
伝わってくる礼儀礼節を感じることが会社訪問の醍醐味です。

例えば石坂さんが違う業態に行ったとします。
チームが行ったときにどんな働きをするんだろうな?
どこにいってもすごい仕事をやるかもしれないと簡単にシミュレーションできます。

伊奈食品の塚越会長が「まいったな」と言いました。
石坂さんが別の業態に行った場合のことを瞬時にシミュレーションして「まいったな」という言葉が出てきたのです。

自分のやってる仕事だけでなく、違う業界では自分はどうなんだろう?
価値を作り出せるかどうかそういう事を考えてみると陰と陽が見えてきます。
善と悪ではありません。

人間には良識がありますが、同じだけのエネルギーの欲があります。
欲が良識を押し上げるエネルギーになるとは限りません

例えばホテルで動物愛護協会がコンベンションをやりました。
分厚いステーキ食べながら上映されているDVDはクジラを殺してる現場で酷いことだと憤っています。

善と悪ではなく陰と陽で考えるのです。

おもてなし企業の講演会で埼玉で石坂さんが話されました。
その後開催された日比谷では一緒に聞いていましたが、そこで建設業界の解体の話が出ました。
そこで出た質問を昨日行った住宅メーカーの勉強会でしてみました。

解体とはなんですか?
解体にこめる想いとはなんですか?

誰も答えられませんでした。
答えは「見ていてつらい」という事です。

住んでいた家を壊すという事は思い出を壊すこと。

都田建設さんでは思い出を永遠に閉じ込めるためのプロセスを取っています。

建て替えのために家を解体する前に家中のあらゆるところを3000枚写真に撮ります。
そこには柱にできた傷なども含まれています。それが終わってから解体に入るのです。

解体の時、家主さんには寂しさ、つらさもあります。
新しい家が出来て引き渡しの時に写真のDVDもお渡しします。
家主さんはそのDVDを見ながら号泣したりして思い出が浸透していくのです。

どういう人に解体して欲しいか?
自分の中に思い出ができる、一緒にストーリーを作っていくことで次のプロセスに進めるのです。

世の中の多くの人はそこで終わっていますが、その先のプロセスがあるのです。

石坂社長の苦労の容量はものすごいだろうと思いますが、そこに垢を感じません。
苦労がにじみ出ないのがすごいことです。
自分に置き換えてシミュレーションしても石坂産業をこのようには出来ないだろうと思います。

行政も今では石坂産業さんに応えはじめています。
こういうのも能力、魅力だと思います。
社員にとっても大事な資産ではないでしょうか?

どういう人についていきたいか?
部下は上司には格好いい人であって欲しいと考えています。
一つの財産になるのでは?

リッツ・カールトンの創業者であるホルスト・シュルツィは貧しい家庭に生まれ、学費を稼ぐためにコーヒーショップでバイトを始めました。そこで一生懸命頑張っていると現場の人に認められ、ウエイターくらいにはなれるかもしれないからホテルスクールへいってはどうか?と薦められました。

そうしてホテルのウェイターの仕事をしていく中で世の中の見方が変わりました。人を見るようになったのです。正確に言うと人間の陰と陽を見極めるということです。

ウェイターである自分たちはお客様のサーバントだと思っている中で、お客様と目線が変わらない一人だけ対等な人がいたのです。

それがメートルディ。ワインの相談などを受けている人です。

一体自分と何が違うのか?

メートルディはお客様を紳士淑女として見ていて、お客様もメートルディは紳士淑女として見ていたのです。我々も紳士淑女であるべきだと彼はホテルスクールの卒業論文に書きました。

15歳のシュルツィがホテルマンとして生まれた瞬間です。

その後シュルツィはホテルマンとしていくつかのホテルで働くことになりますが、どこにいっても実感としてそのように感じることはありませんでした。ある日、新しいホテルを作るが一緒にやらないか?と声をかけられリッツカールトンの創業社長としてシュルツィが封印していた想いを形にする機会がやってきます。

仕事というのは海外でも日本で原理原則は変わりません。

時間軸との調整です。
なにが変わらないのか。不易流行。
シンプルになっていくのです。

石坂産業さんの本当のすごさはプラントでも働く人でもなく、ここにやってくる業者さんを見ないとわかりません。普通、トラックの運転手さんは挨拶をしても返さないものですが、ここにくる業者さんはみんな礼儀正しいのです。

仕事の本質とはなんでしょうか?

誇り  喜び
プライドアンドジョイだと思います。

仕事のプロとしてみんかなにか人の役にたっているのです。

でも、多くの場合自分の可能性に蓋をしてしまっています。
「思」という文字を思い浮かべてください。

4割の社員が新社長の方針についていけないと辞めてしまいました。
それでも残った6割の社員と一緒に運んでくる業者さんに対して自分たちの理念を一緒にやってくれませんか?と働きかけたのです。

リッツカールトンでも取引先の会社さんとオリエンテーションをやっていますが全然違います。
自分だったらここまですることができずに諦めたいんじゃないか?と思います。

「思」という文字から蓋をとると「志」に変わります。

リーダーの思いが蓋を取るのです。

先ほど、石坂社長が「捨て場」に運んでいくという表現を変えようと思ったと話されました。
自分たちがやってることを本気で考えたことでプライド、喜びとして作ってくれるパートナーがうまれたのです。

分かっている!

「分かっている」と「志」が組み合わさるとその効果はかけ算になります。

努力、可能性は無限大で思わぬ形で成長していくものです。

目に見えない部分の何を感じ取るか?
社員がどれだけ自分たちが大切にされているか?
業者さんに対して真摯に向き合っているかが誇りなのです。

どんなにきれい事を言っても社会的強者と弱者はいます。
これを無くすことは不可能です。

でもこれを強弱で捉えることはどうなのでしょうか?強弱では優劣を捉えないのです。

例えばホーキンス博士は素晴らしい方です。乙武さんもいつもお会いするとなぜそんなに明るい?のと聞いてしまいます。

優れた人と強弱は違うのです。

課題は「本人がそれをどう捉えるか?」「重たい蓋をどうとってあげるか?」そこにあります。本人も含め、その人たちの志にどこまで近づけるか、複雑になるものをいかにシンプルにするかが百年塾です。

陰と陽の話でもう一つ、命を大切にしているということがあります。
命をキーワードに共通項があるのでは?と思いました。

神戸の震災のあと、おばあちゃんが美容師さんに髪を整えてもらって化粧したときに笑顔が生まれたといいます。これは東北の震災の時も同じでした。

同じように持っている感性はあるんだろうな?と感じました。
そこに気がついたか?気がついたらどうするか?

何を感じるのか?
何をするのか?

いい会社について考えてみる視点です。

今日は石坂産業さんの何が素晴らしいのか?
ゆっくり熟成させて考えてみてください。

縦軸に24時間、横軸に人生の80年をおいたとします。
そうすると22歳から60歳まで、9時から17時までというのは仕事にささげる時間にあたります。

これは「人生のど真ん中の時間」なんです。
ど真ん中の時間をどう過ごすのか?

自分の人生のセンターピンを撃ちぬく働き方をしてるでしょうか?

自分は長野の市長選挙に出馬するために大好きだったホテルを辞めましたが未練はあっても後悔はありませんでした。後悔がなかったことでやめる決心をすることができました。

ここにいる多くの方は指導する立場にあると思います。

私は12年計画を立てています。
そして私の師匠である力石寛夫先生も84歳まで正しく日本の食を伝える活動をしようと12年計画をたてています。

インプット症候群の方がいらっしゃいます。どこに行ってもまたお会いしましたねといいますが、いい話を聞いたとインプットばかりして実践に移そうとしない人です。
大事なのはアウトプットすることです。

百年塾に参加されている中に保険の営業をやってる方がいらっしゃいました。いつも誰よりもメモをとっていたのですがその方の素晴らしいのは話を聞いた次の日には実行に移していたところにあります。

人が面倒がってやらないことをやればいい

コツコツと学んだことを仕事にフィードバックした結果、8ヵ月で売上は32%アップしたそうです。それも嬉しいのですが、一番嬉しかったのは社員が元気になったということだそうです。
業績が悪く社員の雰囲気も悪かったところに、今度はこんなことをやってみようと社長が提案してくるようになったので最初は悪い宗教でもに入ったのか?と思われたそうですが8ヶ月続けたことで社員も社風も変わったのです。

お客さんはやって欲しいことについて明確なメッセージを持っています。
そして、それを聞いてくれる人が出てくることを渇望しているのです。

いい会社の理念経営塾 石坂産業見学ツアー(4)写真で振り返る工場見学&BBQ2013年10月07日

埼玉県三芳町にあるいい会社、石坂産業さんの見学ツアーレポートの最後は写真で振り返ります。

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石坂産業さん。あいにくの雨模様でしたが明るく、開かれた印象の入口です。

産廃を受け入れる所って周りにごちゃっと山のように産廃が積み上げられた中にダンプが入っていくイメージがありましたが全く違います。きれいに整備、清掃されていて工場への納品を待っているような印象。

産業廃棄物処理ではなく、減量化リサイクル化総合総合プラントと看板に書かれていました。
焼却したりして減量化して埋め立てるのではなく、リサイクルする工場ということで製造業という誇りをもって仕事をされています。

近くでとれた野菜などを使った食事処やお弁当、野菜の販売などもしています。

配付された資料。見学中は見学者だと一目でわかるように緑のキャップをかぶります。
お茶を配る社員さんの所作もとっても自然でホスピタリティを感じました。

案内をしてくださった「ゆたか先生」。お世話になりました。

NPO法人いい会社をふやしましょうの理事長の江口さん。
「いい会社になるきっかけとはなんだろう?と考えている。今日はいい会社になるプロセスについて学んで欲しいと挨拶がありました。」

石坂産業の石坂典子社長
脱産廃屋を目指して減量化から再資源化へ舵を切りました。大変なことをされたはずですが、そのような悲壮感なども漂っていないのがすごいです。

人と経済研究所の高野登さん。
高野さんの話を聞いてみたいという方も数多く参加されていました。高野さんからはホスピタリティについて多くの学びがあります。

本社ビルの中にあるギャラリーを見学。
工場のある三富地区の話や周りの雑木林について、産業廃棄物からリサイクルされた商品なども展示されています。

リサイクルされた高級敷料エコモア。
木材は他に製紙用のチップやバイオマス代替燃料用、家畜敷料などにも再資源化されます。


他にも瓦をインターロッキングブロックにしたり、瓦礫から再生砂を作って道路工事や造成時の再生品として利用されています。


敷地内にある花木園の紹介。
散策のできるフォレストパーク、イベントの開催されるアミューズパーク、ホタルが生息して観察会も開催されるセンターパーク、さらには果物や野菜の収穫体験もできるフルーツパークなどもあります。
これらが全て産業廃棄物の処理場(再資源化プラント)の隣にあるんです!
伊那食品工業もかんてんぱぱガーデンという公園を作って一般開放していますが産廃処理場の隣に公園を整備しちゃうくらい周りへの環境に配慮しているということです。

本社ビルの周りはリサイクルされたブロックが敷き詰められ、家屋解体で捨てられた庭石が飾られています。庭石って結構値段がしますが、ここにあるのは全て廃棄されたものの再利用。

続いて向かったのは三富今昔語りべ館
のんびりした風情に今、自分が産業廃棄物のリサイクル工場の敷地内にいることを忘れてしまいます。

中はまるで三富の博物館のようで展示物がいっぱいです。

紙芝居もある二階からは三富の特徴的な地割が見ることができます。
徳川綱吉の時代に柳沢吉保によって開墾された三富新田は手前から屋敷地、畑、雑木林の短冊形で区割りされました。

サツマイモの苗を落ち葉の発酵熱を活かして育てた苗床の展示もありました。江戸時代のリサイクルの考え方は資源が豊富な現代よりも徹底していますよね。驚くことにここでは発酵熱を足湯に利用していました。(ピンクのホースはそのためのものです)なんで足湯があるんだろう?と思ってましたがこの熱の有効活用だったんですね。


石臼できなこを挽く体験もできます。
出来立てのきなこもちは美味しかったです。

なんだかのんびりしちゃった後はいよいよプラント内部の見学です。

トラックで運び込まれた廃棄物は重機を使って大きく分別されます。また、鑑定師の方が内容を見て値付するのもここになります。



周辺の環境に配慮して全天候型の屋内での処理には騒音、排気熱が少なく排気ガスも出さないEV重機が使われています。(外に出ると全然音がしません)天井から電気のケーブルが吊るされていている重機というのは初めて見ました。

このEV重機を石坂産業さんの要望に応えて共同開発されているのは鎌倉投信の投資先でもある日立建機さんです。重機のメンテナンスや肉盛などは基本的に石坂産業さんがご自身でされています。
そこを委託してしまうとなにかあった時に修理待ちになって処理が止まってしまう、お客様にご迷惑はおけけできないので自分たちがやっているという話を聞いて徹底しているなと感じました。
(職人さんが道具の手入れは自分でやるのと同じ感覚なのだと思います)

見てもらうとわかるのですが、とてもキレイに作業をされています。これも、自分たちがやっている事は製造業だという誇りの表れだと感じました。

ラインに投入された原料(産業廃棄物)は手作業で分別されます!
97%という高いリサイクル率を実現するためにはやっぱり最後は手作業なんだと思いました。

最終分別ラインはぐるぐる周回していて分別が終わるまでずーっと同じものが繰り返し流れてきます。しかも、減ってくると追加されるという気が狂いそうになるような作業で、このラインには簡単には手伝いに入れない大変な仕事だと話されてました。(自分は絶対無理・・・)

最終分別ラインは少しでも負担なく働いてもらうようにきれいな空気を送り込んでおり、本来マスクはなくてもいいくらいだそうですが、念のためマスクを装着しているそうです。

瓦礫は粒や比重によってさらに細かく分けられます。

搬出入に使われるダンプもしっかり洗浄されて埃などが外に出ないようにしています。

こちらは木材の再資源化プラント。
分別、加工されてチップやバイオマス燃料、家畜の敷料になったりします。

金属系の手分別をされている作業も見せていただいきました。
この量をずっと淡々と分別し続ける・・・とても大変な仕事です。(これまた自分には無理)

そしてこの会社の社員さんはこの距離からでも見学者に挨拶をされます。
それは分別をしている方も重機を操縦している方も歩いていてすれ違った方もみんなです。そしてそれは自然な笑顔でやらされている感がないのが素晴らしいと思いました。

石坂産業さんでは家屋解体などの廃棄物を受け入れていますが、瓦礫って撤去したら自分の目の前から無くなってそれで終わりじゃないというを意識させられました。

産業革命によって人間の手だけでは限界のあった生産量を飛躍的に増やした反面、売れるかどうかわからないけどたくさん作って余ったら捨てる。壊れたら新しいのを買って古いのを捨てる。お金で生活の快適さを買っている反面、その裏では大量の廃棄物が生まれています。

自分の目の前から消えればそれでいいんじゃない、改めて考えさせられました。

プラントの見学が終わったあとはバーベキュー会場へ。
プラントの隣はすぐにこんなきれいな森になっています。


初めて高野登さんが石坂産業さんの見学に来られた際、ここでバーベキューが出来たりしたらいいよねと話した事で開催されたこの企画、石坂産業さんにとっても初めての試みだったそうです。

雨が降っていたのでテントまで用意していただきました。
新井さんの乾杯の挨拶で雨の中のバーベキューが始まりました。

ホタテ、海老の海産物の他に東松山市の国分牧場さんの国産若牛のお肉でした。
大田原のグリーンツーリズムのツアーで食べた肉もホルスタインだったのですが、赤身が多くてもたれないんですよね。自分がいたテーブルは5人席で女性が3人だったのですが、かなりの量の肉を意外にぺろりと食べられました。


〆は野菜炒め。
池内タオルのAさんが丁寧に野菜や肉を切ってくれたおかげでバーベキューとは思えない出来栄えです。
美味しかった〜!ありがとうございます!


最後に石坂社長から今日見たことを是非周りの方に話して欲しいというのと、家を解体するようなことがあったら自分の代ではなく子どもやお孫さんの世代でもいいので石坂産業を思い出して使ってくれるように工務店さんに話してくれると嬉しいと話がありました。


応対して下さったり、仕事をしている最中の社員さん、すれちがったドライバーさんいずれも自然な笑顔で働くのを楽しんでいるように見えました。

最後は素でバーベキューを雨の中なのに楽しんでいて、帰る時になってそういえばここって産業廃棄物の処理施設だったんだよなと思い出したくらいです。

社員が幸せそうに働いている会社というのは本当にいいなと思いますし、自分もそんな会社で仕事をしたいと思います。今日は自分にとってそんな素敵な会社の究極系を見せていただいた感じです。

楽しかったですし、とっても勉強になりました。
今現在も訴訟されていたり、こんなに環境に配慮された素晴らしい会社なのに産業廃棄物処理業者というだけで悪いことをしていると一部の人には思われています。自分にできる事は自分の目で見てみたいい会社っぷりをこのブログを通じて一人でも多くの方に知っていただくことだと思いました。

こんなにいい会社が地元にあったなんて、埼玉県の誇りだと思います。

皆さんに見ていただくことで社員が成長します。ぜひまた遊びに来てくださいという言葉がありましたがNPO法人いい会社をふやしましょうでも来年更にいい会社になっているであろう石坂産業さんの訪問ツアーを企画するようです。

来年また訪問したいと思います。

ファンド定点観測 2013年9月:ひふみ投信2013年10月08日

レオス・キャピタルワークスが運用するひふみ投信の9月を振り返ります。
また、10月8日(火)に開催されたひふみアカデミーにも参加したのでそちらの内容も。(動画はこちら

■ ひふみ投信5周年
先日もブログ記事にしましたが10月1日でひふみ投信は運用開始から5年を迎えました。
改めておめでとうございます!
また、今期も分配金は0円でした。(こちらもありがとうございます)

設定から5年が経過したことにより、資産形成応援団という投資信託保有に応じたキャッシュバックに近い仕組みが始まりました。
レオスWEBシステムにログインして「残高・取引紹介」を参照すると応援金の累計額が表示されます。
初回の応援金払い出しの基準日は10月7日(月)でした。次回は4月7日(月)になります。

■ 9月の運用と今後の見通し(ひふみアカデミーより)
9月は堅調な相場でしたが月末にかけてアメリカのシャットダウン問題が嫌気されたのと安倍政権への過度な期待がはげたことによる下落がありました。割りと上昇相場に弱いひふみ投信が月末に下げ粘ってほぼTOPIX並で終えました。

組入銘柄ではクックパッドやデジタルガレージなどの影響でTOPIXからのクリンチを外した効果が徐々に現れています。10月に入って相場は荒れ気味ですが、ひふみ投信にとっては有利な相場です。

オリンピック関連では7年後とはいえ既に湾岸地域の値上がりが始まっており、不動産業界も活況。
ネガティブとポジティブの両方の材料があり、日経平均は11月に下げて年末に14,000円程度でおさまるのでは。

ビックデータは注目を集めていてイベントをするとすぐに席が埋まる。
日本でもYahoo!が買い物革命をぶちあげたがあれはビックデータを取りに行ったものではないか。今のところぼんやりしているもののインターネットがそうだったように将来インフラのように必須の産業になる可能性がある。ひふみ投信では決済の勝ち組としてGMOペイメントゲートウェイを組み入れている。

ひふみ投信では猫の手、猫の目、猫の額に注目。ひふみ投信自体も自由で敏捷なイメージが猫っぽい。
猫の手:労働の外部化 被災地+オリンピックで人不足 ヒト、モノを抱えている会社
猫の目:素早さ    ネット化されても最終的には物流が大事 トラック運転手の高齢化が進んでいる
猫の額:ニッチ    参入障壁を作れる会社 田舎のビジネスホテル(共立メンテナンス)

実際、転職サイトに登録をしておくと案件がたくさん来るようになった

簡単な相場はないがユニークな中身で投資アイデアが次々わいてくる状態。
いいリズムで運用が出来ている。

オリンピック開催決定!どうなる?日本株と題したセミナーを開催。朝の運用部のミーティングのように参加者を交えてフリーディスカッション形式のセミナーです。
 10月15日(火) 19時〜
 10月25日(金) 15時〜

他に初心者向けのひよこ塾もあります。
 10月11日(火) 19時〜
 10月15日(火) 19時〜
 10月24日(木) 19時〜
 10月26日(土) 19時〜 @横浜

■ レオス運用部インタビュー
 今月のひふみアカデミーのナビゲーターはレオスのイノシシこと栗岡さんです。
 ナビゲーターに合わせてレオス運用部インタビューが公開されています。

■ ひふみ投信の日次リスク(250日)の推移
 :基準価額
 :250日リスク(日次)

9月30日現在 19.77%
リスクは20%近くまで上がったところで落ち着きを見せ始めているようです。

■ ひふみ投信の決定係数(250日)の推移

※10月10日 9月分に誤りがあったため修正しました
9月30日現在 0.767
TOPIXへの感応度を示します

■ ひふみ投信のアクティブ・リスク(250日)の推移

※10月10日 9月分に誤りがあったため修正しました
9月30日現在 11.52%
TOPIXの値動きとのバラつきを示します

■ 2013年4月〜9月末時点での組入上位銘柄

GMOペイメントゲートウェイ、日本農薬がこのところ安定して上位にいますね。
業種別では陸運、銀行、情報・通信、その他金融が増え、化学、その他製品、小売、輸送用機器が減りました。

■ 純資産流出入
 2013年4月  7.17億円純流入(流入21日 流出0日)
 2013年5月  9.03億円純流入(流入21日 流出0日)
 2013年6月  0.62億円純流入(流入12日 流出8日)
 2013年7月  3.55億円純流入(流入19日 流出3日)
 2013年8月  2.60億円純流入(流入19日 流出3日)
 2013年9月  1.91億円純流入(流入11日 流出8日)

 9月は8営業日で純流出。相場は上昇していたのですが、一旦売却する動きが出たようです。
 ファンドの純資産額は90億円を越えましたが新規資金は細りつつあるようです。
 先行きに不透明感がある時こそひふみ投信は強さを発揮する傾向があるので新規資金という援軍が
 どの程度入るのかにも注目したいと思います。

■ 概要
 過去1ヶ月  8.6%
 過去1年   57.66%(R&I騰落率ランキング 311位  R&I安定性ランキング 19位
 過去3年   90.98%(R&I騰落率ランキング 14位  R&I安定性ランキング 14位)
 純資産総額  90.64億円
 組入銘柄数  77(前月比+4)
 株式比率   93.78%
 現金比率   6.22%

現金比率はぐぐっと減って6.22%。攻めてます。

ファンド定点観測 2013年8月:結い21012013年10月10日

鎌倉投信が運用する結い2101の9月を振り返ります。
参考資料は結いだより第43号です。

■ 今月の巻頭特集
今月の結いだよりの巻頭特集は新しく社債で投資することになったエシカルジュエリーのHASUNAが紹介されています。ジュエリーの原石採掘現場では貧困が問題となっています。人を幸せにするジュエリーに関わる人全てが幸せであるようにと人や自然環境へも配慮されたジュエリーを販売しています。

6月に行われたNPO法人いい会社をふやしましょうの第二回シンポジウムでもパネリストとして登壇されていましたので、その時の記事も読んでみて下さい。

■ 9月の売買動向
8月に引き続きカゴメを重点的に購入していますが、入金額が多かったことから結果として株式比率は下がりました。債券ではエシカルジュエリーのHASUNAの社債(年率2.6% 残存期間10年 格付なし)への
投資を行っています。
これにより、結い2101が組み入れているいい会社は44社となりました。

運用部長の新井さんのコラムで上場している会社さんへの訪問は年2回程度、上場していない会社さんはもっと多くの回数訪問しているそうです。組み入れている会社が増えてきていることもあり、現在運用アシスタントを育成中。来年には2名体制にしていく方針とのことです。

■ トビムシ竹本社長と鎌倉投信鎌田社長対談
京都で開催された受益者総会の後、トビムシの竹本さんのブログで鎌田さんと行われた対談の模様が5週にわたって連載されました。投資されている会社が鎌倉投信とその投資家をどんな風に思っているのかわかる対談です。ぜひ一読を!
  第1回 共感してくれる人たち
  第2回 投資の軸、金融のレバレッジ
  第3回 いっていること、やってること、結果
  第4回 ぶれずにやり続ける
  第5回 投資していただいている責務 

■ 結い2101の日次リスク
 :基準価額
 :250日リスク(日次)

9月30日現在 10.58%
結い2101の基準価額のブレ幅を示します

■ 結い2101の決定係数

9月30日現在 0.436
TOPIXへの感応度を示します

■ 結い2101のアクティブ・リスク

9月30日現在 16.55%
TOPIXの値動きとのバラつきを示します

■ 純資産流出入
 2013年4月  3.43億円純流入(流入21日 流出0日)
 2013年5月  4.33億円純流入(流入21日 流出0日)
 2013年6月  1.27億円純流入(流入15日 流出5日)
 2013年7月  4.97億円純流入(流入20日 流出2日)
 2013年8月  2.29億円純流入(流入21日 流出1日)
 2013年9月  5.90億円純流入(流入15日 流出4日)

9月は解約が多かった反面、大口の資金も潤沢に入ったことで約6億円程度の純増でした。純資産額60億円
も目前に迫っています。

■ 資産構成比  *(カッコ)内は前月
 株式  52.4%(54.2%)  大型株4.9% 中型株26.7% 小型株68.4%
 債券  4.4%(4.2%)
 現金等 43.2(41.6%)

■ 運用パフォーマンス
 過去1ヶ月  3.22%
 過去1年   33.94%(R&I騰落率ランキング 362位 R&I安定性ランキング 2位
 過去3年   45.94%(R&I騰落率ランキング 285位 R&I安定性ランキング 2位)
 純資産総額  58.50億円
 組入銘柄数  44(前月比 +1)