セキュリテナイトレポート(3) 四縁(2012.09.14) ― 2012年09月22日
四縁(薬師寺門前AMRIT) 船津社長
大学を卒業してから15年間は金融機関に勤めていた。外資系金融機関にいて外から見た日本を初めて意識した。日本の素晴らしさに日本にいる自分たちが気づいていないなと感じた。
海外から評価される日本のものはなぜか日本ではダサイと見られている。
クレディ・スイスを辞めて日本のものづくりを4年半かけて見てまわった。
経済産業省が伝統工芸品として認めているものを青森から沖縄まで全て。
そこで、日本のものづくりへの熱い想いに触れることができた。
一度自分が思い描いているものを実現しようと設立したのがプレミアムビジネスパートナーズという会社。昔の仕事仲間からは金融でも立ち上げたのか?と聞かれたが色んな職人さんが作ったものを海外で販売するための貿易実務や資金調達を支援するための会社。
2010年に薬師寺の五反田別院のお坊さんから話を聞いて欲しいとお声がけいただいた。奈良の薬師寺の中に川久グループが料亭を出店していたが突然倒産してしい、来年は1300年祭という事で門前のお店をやってくれるところを探していた。
薬師寺の敷地の中にあるという事は境内に入らないとお客さんが来ないという事で大手は腰が引けており、なにか面白いことをやっている人がいるという事で自分に声がかかった。
実際に現地に行ってみると見渡す限りだれも人がいない。
ここで飲食店なんてどうやるんだ?というのが第一印象。
東京にはあまり歴史がないが、奈良は1300年の歴史を背負っている。
シルクロードの東端の街でもある。そこで、その日のうちにやると答えて2ヶ月で開店した。
居抜きで入ったので料亭時代の家具などが残っており、その中にマルニ木工さんの椅子もあった。最初は捨てようと思ったが話を聞いてみるといいものらしいという事で張り替えてそのまま使うことに。現在も使っている。
夜は外で食事もできるようにしている。
日本の食文化や工芸技術を紹介していきたい。
シルクロードの西の端、ローマまで届けていきたい。
予約もたくさん入って売上は安定しているものの、敷地の半分しか使っていない。もう一本の柱としてギャラリースペースを和食を提供するスペースにしたいと考えている。
出資いただければ奈良に来た際にディープな奈良を紹介したい。
11月にツアーも計画しているので、ぜひ来ていただきたい。
薬師寺門前AMRITファンドはこちら
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